オーディオブックを献本頂いたのでレビューなど
先日、ブログの問い合わせフォームよりご連絡を頂き、オーディオブックを献本頂きました。本はページをめくるなり、Kindleで見るなり「目で見る」ものがほとんどだったのでオーディオブックというのはほぼ初体験(昔ロードス島戦記のカセットブックというのを聞いたことがあったので0ではないのですが)。
実際にサービスを利用して思ったことを書いてみたいと思います。
使わせて頂いたサービス
オーディオブックの「Febe」(フィービー)さん。
ビジネスや自己啓発などの難しそうなものから普通の小説、アニメまでジャンルはいろいろ、現在およそ15000冊ものラインナップがあるそうな。
「オーディオブック」とは?
書籍をプロのナレーターが読み上げて音声化した、「耳で聴く本」。音楽を聞くように「いつでもどこでも本を楽しむ」ことができます。
ここに「世界から猫が消えたなら」と「夢を叶えるゾウ」の見本がありますので興味が湧いた人は是非。
実際にオーディオブックを入手するための方法はこんな感じ。
- Febeに登録する
- 本を探す
- 購入してダウンロード
- ダウンロードされたMP3を聞く
こんな感じ。登録は無料、購入にはクレジットカードか一部のデビットカード、auかんたん決済のどれか。MP3で配信されるのでスマホやタブレット、MP3を聞くことが出来るウォークマン等でOKです。
こちらの本をご献本いただきました!
この本、ほしい物リストでどなたかから贈って頂いてじっくり読ませていただいたんです。この本なら中身も知ってるし、自分なりの本に対するイメージも持ってる。オーディオブックというものを理解するのにちょうどいいんじゃないかと思ったので。
「本で読んだとき」のイメージ
意志をコントロールすることで考え方を変える、考え方を変えることで行動を変える。行動を変えることで人生を変える。わかっているけど惰性で流れていく時間にちょっと待ったをかけてくれる良書です。
よくある自己啓発の本のような「やればできる」という根性論ではなく、なぜできないのか、どうしたらできるのか、どう考えるのが理解しやすいのかを丁寧に書かれています。
本の中に「自分に厳しくしても意志力は強くならない」っていうものがあります。これは研究によって「自己批判はモチベーションの低下や自己コントロールの低下を招くだけでなくうつ病の予兆にも見られるとあります。逆に、自分への思いやりという「自分への優しさ、自分を励ます」行動のほうがやる気も向上し自制心も強くなるそうです。
この本のいいところはそれをただ書いておくだけでなく、実験により具体的にしてくれるところ。この部分の話についてもきちんとカナダのカールトン大学での実験で証明されているのが興味深いです。
この本のいいところは読むたびに「刺さる」部分が変わる所。精神的に疲れている時や元気なときなど自分の心の状態によって感じ方が変わるんですよね。
贈っていただいた方本当にありがとう。この本を読めて本当に良かったです。さて、これを実際にオーディオブックで読んでみます。
「オーディオブックで聞いたとき」のイメージ
プロのナレーターの女性なのでしょうか、美しい日本語でまさに「本の通り」読み進めてもらえます。早くもなく遅くもなく、読むスピードとしてはちょうどいい。あまり遅くなるとイライラするし、早過ぎると中身を理解できなくなりそうです。
まだすべてを聴き終わったわけではありませんが、数回操作して遡り理解をしなおしたりはしました。雑音が多い所などで聞くのには難しいかも。
僕は人生のうち最初の1/4を東京で、残り3/4を関西で過ごしているので普段使っているのは関西弁です。もちろんテレビ等のナレーションで標準語には慣れているはずですが、ふだん読書するときの「心の声」とオーディオブックから聞こえる声のイントネーションの違いなどにちょっとひっかかったりする部分はありました。もちろん、それは最初だけでだんだん慣れてくるんですけどね。
読む本と聞くオーディオブック、その相違点は
本を読むときというのは実はまっすぐ読み進めているわけでなく、気に入った数行を遡って読みなおしたり、興味が無い部分をすこし端折って読んだりしています。そういうのが当然ながらオーディオブックにはないので「ひたすら丁寧にコツコツと読み進められる」感じ。集中して耳で聞いて理解しながら聞きすすめることが求められます。じゃないと本の中身が理解できなくなってくるんですね。
気に入った部分に赤線や蛍光ペンを引くこともできないし、オーディオブックというのは「トータルで本の中身を知る」ことができるもの、読む本というのは「細かい部分に焦点を合わせながら部分的に理解することができるもの」と思います。
僕が献本頂いたオーディオブックのジャンルが「自己啓発、ビジネス」だったために起こったことだとも言えます。これが例えば小説だったらもっとサラリと理解しながら楽しむことができるし(まさにナレーターさんが小説を読んでくれるのですから)、
アニメ・ロマンスなんていうジャンルもあります。中身については私からは触れられませんが(笑)そういうのが好きな人にはいいかもしれません。
- 読み流す(本の世界をそのまま味わう)ものはオーディオブックはオススメ
- 読んで理解する(頭のなかでまとめる)ものは本のほうがオススメ
このあたりを間違えるとそれぞれが長所、短所になりえるかな。
「耳で聞くことのメリット、デメリット」は
これはオーディオブックのデメリットとして気になる部分。
「とうそう、とうそうはんのうは、しぜんがじんるいにあたえたもっともすぐれたおくりもののひとつです」とナレーターさんが読み上げたとします。
とうそう、とうそうはんのう・・・?
本で読んだので知ってたのでこれは「闘争、逃走反応」なんです。これを聞いた時に「ふむ?」と思う瞬間があってもオーディオブックはそのまま読み進まれていきます。
頭で考えている間に読み進まれること、例えば「とうそう」という発声にたいし脳内で「逃走、闘争、痘瘡、唐僧、党争」などたくさんの中から選択している余裕があるかというとちょっと難しい部分がありました。
メリットといえば「本の中に入り込める」こと。たとえばジャンルが小説だとすると、集中して聞くことでその本の世界に完全に入り込めると思います。ページをめくる手間がなく、スマホなどの機器にインストールしてイヤホンで聞くと本当に楽です(笑)たとえば手にメモと鉛筆、聞きながら要点をまとめるという方法はすごく勉強になるかもしれません。
だから「語学」とか「歴史、社会学、法話」などの教養というジャンルも充実してるのかな。語学とかもよさそうですね。
まとめ
ざっくりまとめます
- オーディオブックは耳で読む本
- オーディオブックの得意なジャンル、不得意なジャンルはありそう
- 集中して聞くメリット、メモを取りやすいというメリットがある
- ひらがなで耳に入ってきた時に漢字のイメージが取りづらい時はある
- 試してみる価値はあります!
こんな感じです。興味がある方はぜひサンプルを聞いてみてください。
Febeさんはアフィリエイトもやってたり。せっかくなので貼らせていただきます。
最後になりましたがFebeを運営されている株式会社オトバンク様、ご献本ありがとうございました。この場をお借りしてお礼申し上げます。