仲田一平
2016年8月11日15時06分
コケの愛好家が増えている。11日は今年から祝日の「山の日」。群生地を訪ねる観察会は各地で好評で、特に女性に人気という。人々を魅了する理由とは。
群馬県中之条町の山奥にあるチャツボミゴケ公園は、鉄鉱山の跡地約2千平方メートルに自生する東アジア最大級の群生地。かつて年間数千人だった観光客はいま、3万人に増えた。
世界で最も耐酸性が強い種で、火山性の酸性水域でも育つ。保養所だった場所を民間企業が2012年に町に無償譲渡し、町が散策路を整備した。東京からハイキング仲間約15人と訪れた40代女性は「硫黄の強いにおいが漂う中に広がる『緑のじゅうたん』。珍しい光景に圧倒された」。高山植物を楽しむ登山ルートに公園を組み込んだという。
町観光協会は今春から、地元ガ…
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