女の首を締めるフェミニスト達

都知事選では小池百合子氏が圧勝しましたが、@May_Romaさんは、その選挙結果に異論を唱えるフェミニストの人々に違和感を感じるといいます。フェミニストの人々は、なぜ小池知事の誕生をなぜ喜べないのでしょうか?

色々盛り上がっていた東京都知事選が終わりました。ワタクシ個人としては、マック赤坂のスーツ姿をみて、とうとう気が触れたのかと思ったのがハイライトでありました。

都知事選の結果に戻りますが、今回は小池百合子女史が圧勝いたしました。ババアに死んで欲しい石原慎太郎氏を選んでいた東京都民が、今度は鈴木その子女史みたいなババアを選んでみたというのは、結構すごい話ではないですか。都民はババアは死ななくてもいいと思っているということです。そろそろ生殖年齢が危ないババアの自分としては、お前も死ななくて良いと言われたような気がし、若干生きる勇気が湧いてきました。

ところで今回の結果に対して、日本のフェミニスト論客の少なからずの人々が、「女でもこういう女が都知事に選ばれるのは困る」と主張しています。その代表の一人は、社会学者の上野千鶴子氏で「小池さんは女性の味方じゃないと思います。強い人たちの味方。女性のみなさん、だまされないで!」と述べています。

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Twitter 引用

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都知事選。今回ポピュリズムの風は「女」に吹いた。投票率が上がっても結果は同じだっただろう。組織選挙では戦えないことがわかったが、「女なら誰でもいいのか?」の訴えは浸透しなかった。— 上野千鶴子 (@ueno_wan) August 1, 2016

女政のえん編『首長たちの挑戦』(瀬織書房)の帯に「女がトップに立てば、地方自治が変わる!」と書いた。忸怩たる思いだが、ポピュリズムがおしあげた女性都知事は、都民ニーズをとりこまざるをえないだろう。政権トップの顔色をうかがってきた新都知事が、今度は都民に顔を向けることに期待しよう。— 上野千鶴子 (@ueno_wan) August 1, 2016

(3)私は、これまで女を政治にと戦ってまいりました。だが、言わなければならない。女なら誰でもいいのか?女性たちが被害に遭ってきた夫婦別姓選択制に反対するのは、女性政治家高市早苗です。小池さんは、防衛省の首長として、タカ派、核武装も辞さないタカ派として軍備の強化を求めています。— 明日少女隊☆GOVOTE0731都知事選 (@ashitashoujo) July 28, 2016

(5)初の女性都知事の顔を上野は見たい、でもそれは決して小池さんではない。この東京の空気を変えて欲しい。風通しの良い、教師と子供が自由に発言できる、そういう都会に変えて欲しい。教師が自由に発言できない中で、主権者としての子供の教育なんかできるわけがないんです。— 明日少女隊☆GOVOTE0731都知事選 (@ashitashoujo) July 28, 2016

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Twitter 引用終わり

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小池氏は保守系であり、「新しい歴史教科書をつくる会」の推薦を受けています。ネトウヨにとってはアイドルのような存在でありますが、しかしながら、今回数多くの都民が小池氏を選んでいます。賄賂でどうにかしたわけでも、投票所で有権者に銃を突き付けて貴様は小池に投票しろよ、とやったわけでもない。

「みんな」が選んだ人が小池氏だったわけですが、上野教授を含め、今回の結果に異論を唱えたフェミニスト論客の人々は矛盾を抱えています。

それは「女は女でも、ネトウヨ系や権威主義、保守系、右派はいかん。女は左派、リベラルでなければ『正しい女ではない』」と発言している点です。

つまり、一人の人間を、生物的、もしくは社会的な「性」で「くくり」、その「性」のあるべき姿はこうでなければならない、としている。そうでない人間は「間違いである」というわけです。

普段から、「差別はいけません」「人類皆兄弟」「世界平和」「動物愛護」といっているわりには、自分が正しいと思い込むモデルに当てはまらない「女」は「間違い」と呼んでしまう。私はリベラルだ、左派だと自称している人は、実は根深い差別主義者なのです。

「女」といっても、人ぞれぞれです。ピンク色が好きな人もいれば、嫌いな人もいる。群れたい人もいれば、孤独が好きな人もいる。タカ派もいれば平和主義者もいる。差別主義者もいれば平等主義者もいる。

「女」という枠でくくっても、思想もライフスタイルも政治的信条も多様です。

「女」でも、差別主義者で、外国人嫌いで、戦争が大好きで、権威主義な人も大勢いるわけです。そういう人に権力を握られて、戦争をやられるのは困るわけですが、しかし、そういう人がたまたま「女」だった、というだけの話です。

フェミニズムというのは、そもそも、個人が、自分自身で選ぶことができなかった「性」にとらわれず、自分の意志で自由に活動し、豊かな人生を送ることを目的として生まれた運動であり、「女性」が自由な人生を謳歌するには、まず、その人「個性」を認める必要があります。

そういう「個性」があることを周囲が受け入れること、「女」でも様々な人間がいるのが当然だとすることが、「女」が普通に活躍する社会、ということです。その「個性」が、社会的にはよろしくないものであったとしても、「女」が男のように活躍するということは、つまり、そういう「個性」のある女も存在して当然、となることなのではないでしょうか。

男の場合、「男なのにネトウヨ」「男なのに軍事主義」「男なのに排外主義」といわれることはありません。だったら、女だって同じように扱われるべきだし、ゲイ、トランス、障碍者、老人にだって、ネトウヨや軍事主義者がいても少しもおかしいことではないでしょう。

これは、社会的な少数派に属する人であれば、少なからずが体験していることではないでしょうか。

「ゲイなのに排外主義なの?」「障碍者なのに女好きなの?」「老人なのに子供が嫌い?」「女なのに動物愛護に興味ないの?」

まるで、社会的少数派であれば、リベラルなのが当たり前で、共産党や労働党支持が当たり前の様なことをいってくる人がいます。そういう人は、自分達が「イメージ」する、少数派の人々の「あるべき姿」と、目の前の人間を比べて、そのギャップに激怒します。

ちなみに私は生物学的には女性ですが、協調は苦手ですし、動物愛護も環境も興味がなく、女子会をやるならフラッシュ・ゴードンを見ていたいですし、政治的には保守系ですから、そういう人に遭遇すると大抵の場合幻滅されて、最悪の場合は大げんかになります。

「この人は旦那が白人で、子供は混血、英語を話し、元外資系勤務、海外在住だから、捕鯨反対で共産党支持でデモが大好きに違いない」と思い込んでいる左派の女性が、私に遭遇すると、まるで、今まで見たことがないような大きさのナメクジに遭遇したかのような目で眺めます。

お互いの共通項は子宮があることだけなので、フラッシュ・ゴードンの素晴らしさを語り合うのは無理です。

ところで、私は戦争博物館や兵器を眺めるのは好きですが、戦争自体には反対で、日本国憲法を改正する必要はないと思っています。

ケイクス

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世界のどこでも生きられる

May_Roma

海外居住経験、職業経験をもとに、舌鋒鋭いツイートを飛ばしまくっているネット界のご意見番・May_Romaさん。ときに厳しい言葉遣いになりながらも彼女が語るのは、狭い日本にとじこもっているひとびとに対する応援エールばかり。日本でしか生き...もっと読む

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コメント

uchiyama4949 _φ(´ε`*c⌒っカキカキ 4分前 replyretweetfavorite

Lave_chamo |May_Roma @May_Roma |世界のどこでも生きられる ****** ある、知り合いにもとても極端な人いる。 https://t.co/yw7IQBT9Ab 31分前 replyretweetfavorite

kys2917 フラッシュゴードンよりフレッシュゴードンを見ていただきたい。続編もあるよ。 約2時間前 replyretweetfavorite