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あきさねゆうの荻窪サイクルヒット

アラサー男子が野球・自転車・ブロンプトン・ラーメン・杉並区ネタ中心にお送りします。

【リオ五輪】自転車男子ロード個人TT出場選手一覧&優勝予想

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日本時間の8月10日22時00分にスタートするリオ五輪男子ロード個人タイムトライアルの有力選手をピックアップしました。

パヴェ(石畳)あり、登りありの今大会、一体誰が金メダルを獲得するでしょうか!?

なお、コースプレビューについては、こちらの記事をどうぞ。

【リオ五輪】自転車男子ロード個人TTコースプレビュー

・目次

リオ五輪男子ロード個人TTスタートリスト

出場選手の一覧は、こちらの英語版Wikipediaの情報を元に書いています。

Cycling at the 2016 Summer Olympics – Men's road time trial - Wikipedia, the free encyclopedia

ユセフ・レグィグィ(アルジェリア)
エドゥアルド・セプルベダ(アルゼンチン)
ローハン・デニス(オーストラリア)
リッチー・ポート(オーストラリア)*1
ゲオルグ・プレイドラー(オーストリア)
ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ)
コンスタンティン・シウトソウ(ベラルーシ)
ユーゴ・ウール(カナダ)
リゴベルト・ウラン(コロンビア)
レオポルト・ケーニック(チェコ)
ヤン・バルタ(チェコ)
クリストファー・ユールイェンセン(デンマーク)
ジュリアン・アラフィリップ(フランス)
ロメン・バルデ(フランス)
サイモン・ゲシュケ(ドイツ)
トニ・マルティン(ドイツ)
クリス・フルーム(イギリス)
アルビン・モアザミ(イラン)
ダミアーノ・カルーゾ(イタリア)
ヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)*2
アンドレイ・ゼイツ(カザフスタン)
アナス・エルアブディア(モロッコ)
トム・ドゥムラン(オランダ)
ワウト・ポエルス(オランダ)
ジョージ・ベネット(ニュージーランド)
ザック・ウィリアムズ(ニュージーランド)
エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー)
マチェイ・ボドナール(ポーランド)
ミカル・クヴィアトコウスキー(ポーランド)
ネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル)
セルゲイ・シェルネツキー(ロシア)
プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)
ヨナタン・カストロビエホ(スペイン)
ヨン・イザギーレ(スペイン)
ファビアン・カンチェラーラ(スイス)
アーメト・オルケン(トルコ)
アンドリュー・グリヴコ(ウクライナ)
ブレント・ブックウォルター(アメリカ)
タイラー・フィニー(アメリカ)
ジョナタン・モンサルベ(ベネズエラ)

有力選手についてプチ解説

ローハン・デニス(オーストラリア)

期待度:★★★☆☆

ツール第13ステージの個人TTでは5位でした。

2015年アワーレコード樹立者であり、平坦路での独走力は抜群です。

ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ)

期待度:★★★★★

現・世界ロードTTチャンピオンです。

ツールではアシストに徹していたため、TTで力を発揮することはありませんでした。

大舞台で、チャンピオンの全開の走りに期待です!

トニ・マルティン(ドイツ)

期待度:★★★★☆

ツールでは最終ステージで、途中リタイアしました。理由は、シャンゼリゼの石畳を走ることが出来ないほど、膝に痛みがあったからだそうです。

個人ロードレースでは、途中リタイアでしたが、石畳区間をどのように走っていたかは不明です。

怪我からの回復具合が懸念事項ではありますが、体調万全であれば、今大会のコースはマルティン向きと言えるレイアウトなので、超有力金メダル候補です。

クリス・フルーム(イギリス)

期待度:★★★★★

ツールでは、第13ステージ2位、第18ステージ1位と、個人TTで圧倒的なパフォーマンスを発揮していました。

個人ロードレースでの低調ぶりを見ると、むしろ個人TTでの金メダル獲得を目指しているのではないかと感じます。

パヴェ区間は、イアン・スタナード(イギリス、チームスカイ)の献身的なアシストがあって、問題なく走行することが出来ました。

同じコース取りで、危険回避して走ることが出来れば、金メダルが見えてくると思います。

トム・ドゥムラン(オランダ)

期待度:★★★★☆

ツールでは、第13ステージ優勝、第18ステージ2位と、平坦・山岳どちらのTTでも好タイムを記録しました。

問題は、第20ステージで落車して、左手首を骨折してしまったことです。

個人ロードレースでは、12km地点で早々にリタイアしており、これが単なる危機回避のためなのか、まともに走れないほど未だ重傷なのかは不明です。

万全な体調であれば、文句無しにダントツの金メダルの最有力候補です。

エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー)

期待度:★★☆☆☆

2年連続国内TTチャンピオンに輝いています。

更に2016年パリ〜ルーベでは5位入賞しており、石畳への適正も高いです。

有力選手にトラブルが起きれば、タフなボアッソンハーゲンにもチャンスが訪れると思います。

マチェイ・ボドナール(ポーランド)

期待度:★★☆☆☆

国内TTチャンピオンを4度獲得しています。

ツール第12ステージでは、ペーター・サガン(スロバキア、ティンコフ)、クリス・フルーム、ゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)と共に、平坦でアタックを仕掛けた一人です。

ネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル)

期待度:★★★☆☆

国内TTチャンピオン3連覇中です。

2015年ブエルタ・ア・エスパーニャ総合21位と、ある程度の登坂力も持ち合わせていて、ツール第13ステージ3位でした。

しかし、個人ロードレースでは、下り坂で落車してしまい、リタイアとなりました。

怪我したという情報は確認出来ていないので、大丈夫かとは思いますが、身体へのダメージの残り具合が気になるところです。

プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)

期待度:★★☆☆☆

2016年ジロ・デ・イタリア第9ステージの個人TTで優勝しました。

しかし、この日はレース中盤から大雨となり、他の有力選手たちのタイムが伸び悩んだ中でのステージ優勝でした。

これからの活躍が期待される26歳の選手なので、どこまでタイムを伸ばせるか注目したいです。

ヨン・イザギーレ(スペイン)

期待度:★★★★★

ツール第20ステージでは、雨の中高速ダウンヒルを見せ、ステージ優勝を飾りました。

ある程度、登坂力もある上に、今回出場する選手の中ではダントツのダウンヒルテクニックを持っています。

アップダウンのあるコースレイアウトはヨン・イザギーレにとって好都合となるので、メダル獲得が大いに期待出来る選手です。

ファビアン・カンチェラーラ(スイス)

期待度:★★★★★

石畳・タイムトライアルと言えば、カンチェラーラでしょう。

短い登りならカンチェのパワーで押し切ることが出来る上、パリ〜ルーベ3回優勝しているほどのパヴェの達人です。

今年限りで引退を決めているので、メダル獲得して有終の美を飾りたいところです。

アンドリュー・グリヴコ(ウクライナ)

期待度:★☆☆☆☆

国内TTチャンピオンは5回獲得し、2013年ブエルタでは個人TTステージで優勝しています。

今年のツールでも度々逃げに乗って、独走を試みるシーンも見られて、まだまだパワーは健在です。

タイラー・フィニー(アメリカ)

期待度:★★☆☆☆

今年の国内TTチャンピオンです。

前回のロンドン五輪の個人TTでは4位と惜しくもメダルは獲得出来ませんでした。

しかし、近年はあまり目立った活躍をしていないので、どれだけ調子が戻っているか気になるところです。

金メダルを予想!

金メダル:ヨン・イザギーレ(スペイン)
銀メダル:ファビアン・カンチェラーラ(スイス)
銅メダル:ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ)

と予想します!

ツール・ド・スイスからツール・ド・フランスにかけて、ヨン・イザギーレはずっと好調を維持しているので、期待が高まります。

カンチェラーラは、ツールではあまり良いところが無かったので、不調であるか体力の限界であるのかが読めないところです。とはいえ、経験と石畳への適応能力は段違いなので、銀メダルと予想しました。

キリエンカは本当は金メダルに推したいところですが、世界チャンピオンになった翌年は大抵不調というジンクスを考慮して銅メダルにしました。

というよりは、フルームは単純に調子が悪そうに見えるのと、ドゥムランとマルティンは怪我の影響が少なくないと思い、消去法でキリエンカを推したいと思いました。


と言ったものの、本当にレース展開が読めないコースレイアウトです。

圧倒的な有力選手もいないので、思わぬ伏兵が頂点を獲る可能性も十分にあり得ます。

ライブ・見逃し | NHKリオデジャネイロオリンピック

男子個人TTはNHKの特設サイトで、8月10日(水)22時00分からライブ配信で見ることが出来ます。

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*1:個人ロードレースでの落車で、右肩甲骨を骨折したため欠場が濃厚

*2:個人ロードレースでの落車の影響で、鎖骨骨折したため欠場が濃厚