安倍内閣 「支持する」53% 「 支持しない」32%

NHKの世論調査によりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月行った調査より5ポイント上がって53%、「支持しない」と答えた人は、4ポイント下がって32%でした。
NHKは、今月5日から3日間、全国の18歳以上の男女を対象にコンピューターで無作為に発生させた番号に電話をかける「RDD」という方法で世論調査を行いました。調査の対象となったのは1577人で、62%に当たる980人から回答を得ました。

それによりますと、安倍内閣を「支持する」と答えた人は、先月行った調査より5ポイント上がって53%でした。一方、「支持しない」と答えた人は、4ポイント下がって32%でした。
支持する理由では、「ほかの内閣よりよさそうだから」が41%、「実行力があるから」が19%、「支持する政党の内閣だから」が15%だったのに対し、支持しない理由では、「政策に期待が持てないから」が43%、「人柄が信頼できないから」が17%、「支持する政党の内閣でないから」が14%となっています。

安倍総理大臣が今月3日に行った内閣改造と自民党の役員人事を、全体として評価するか聞いたところ、「大いに評価する」が5%、「ある程度評価する」が43%、「あまり評価しない」が33%、「全く評価しない」が10%でした。
安倍総理大臣が自民党の役員人事で、幹事長に二階俊博氏を起用したことを評価するか聞いたところ、「大いに評価する」が5%、「ある程度評価する」が37%、「あまり評価しない」が31%、「全く評価しない」が12%でした。
安倍総理大臣が内閣改造で、防衛大臣に自民党の稲田朋美氏を起用したことを評価するか聞いたところ、「大いに評価する」が8%、「ある程度評価する」が27%、「あまり評価しない」が30%、「全く評価しない」が24%でした。

自民党の二階幹事長が、再来年9月までとなっている安倍総理大臣の党総裁としての任期延長について、年内をめどに結論を得たいという考えを示していることに関連して、任期延長が望ましいと思うか聞いたところ、「望ましい」が22%、「望ましくない」が31%、「どちらとも言えない」が42%でした。

安倍総理大臣が、一億総活躍社会の実現に向けて、働き方改革の新たな会議を設置し、年度内に具体的な実行計画をまとめる考えを示したことについて、期待するか聞いたところ、「大いに期待している」が11%、「ある程度期待している」が34%、「あまり期待していない」が34%、「全く期待していない」が15%でした。

政府が、未来への投資を加速させるとして、リニア中央新幹線の全線開業前倒しなどを盛り込んで新たに決定した、事業規模が28兆円余りの経済対策について、評価しているか聞いたところ、「大いに評価している」が8%、「ある程度評価している」が31%、「あまり評価していない」が35%、「全く評価していない」が17%でした。

先の参議院選挙や東京都知事選挙では、民進・共産・生活・社民の野党4党が連携して選挙に臨みましたが、この4党の連携を今後も続けたほうがよいと思うか聞いたところ、「今後も続けたほうがよい」が19%、「今後は続けないほうがよい」が31%、「どちらとも言えない」が42%でした。