尖閣諸島沖 一時15隻の中国当局船を確認
沖縄県の尖閣諸島の沖合にある日本の領海とすぐ外側の接続水域では、中国当局の船の活動が活発化しています。8日昼すぎには一時的に15隻が確認されて、平成24年9月に日本政府が尖閣諸島を国有化して以降、最も多くなり、海上保安庁が警戒と監視を強めています。
第11管区海上保安本部によりますと、尖閣諸島の沖合にある日本の領海とすぐ外側の接続水域では、中国当局の船の活動が活発化していて、8日昼すぎには2隻が久場島の沖合の日本の領海に一時、侵入しました。
午後1時半すぎには、この2隻を含めた合わせて15隻が、領海や接続水域でおよそ40分間にわたって確認されました。
これは、平成24年9月に日本政府が尖閣諸島を国有化して以降、最も多いということです。
午後3時現在、領海内に中国当局の船はなく、13隻が魚釣島と久場島周辺の接続水域を航行したりとどまったりしていて、周辺では、多くの中国漁船も確認されているということです。
今月5日には中国海警局の船が漁船と同時に日本の領海に侵入したのが初めて確認されていて、海上保安庁が警戒と監視を強めています。
午後1時半すぎには、この2隻を含めた合わせて15隻が、領海や接続水域でおよそ40分間にわたって確認されました。
これは、平成24年9月に日本政府が尖閣諸島を国有化して以降、最も多いということです。
午後3時現在、領海内に中国当局の船はなく、13隻が魚釣島と久場島周辺の接続水域を航行したりとどまったりしていて、周辺では、多くの中国漁船も確認されているということです。
今月5日には中国海警局の船が漁船と同時に日本の領海に侵入したのが初めて確認されていて、海上保安庁が警戒と監視を強めています。
中国船の動き
海上保安庁によりますと、中国海警局の船は沖縄県の尖閣諸島の北西側で航行を続け、今月5日以降、隻数が増えるにしたがって船が点在する範囲が広がっているということです。
海上保安庁が確認した中国海警局の船の動きをまとめたところ、3隻から7隻に増えた6日にかけては、いずれも魚釣島の北西側を航行していました。
その後、13隻に増えた7日以降は、船が点在する範囲が広がり、魚釣島からおよそ27キロ離れた久場島にかけての北西側を航行しているということです。
また、中国海警局の船のさらに北西側では、多数の中国の漁船が航行を続けていて、今月5日には漁船と海警局の船が同時に尖閣諸島沖の日本の領海に侵入しました。
中国海警局の船はその後も領海侵入を繰り返していて、接続水域との境界付近を航行している際に領海に侵入するケースが多いということです。
海上保安庁が確認した中国海警局の船の動きをまとめたところ、3隻から7隻に増えた6日にかけては、いずれも魚釣島の北西側を航行していました。
その後、13隻に増えた7日以降は、船が点在する範囲が広がり、魚釣島からおよそ27キロ離れた久場島にかけての北西側を航行しているということです。
また、中国海警局の船のさらに北西側では、多数の中国の漁船が航行を続けていて、今月5日には漁船と海警局の船が同時に尖閣諸島沖の日本の領海に侵入しました。
中国海警局の船はその後も領海侵入を繰り返していて、接続水域との境界付近を航行している際に領海に侵入するケースが多いということです。
首相 きぜんとした対応など指示
安倍総理大臣は、沖縄県の尖閣諸島周辺の海域で、中国当局の船による活動が活発化していることを受けて、関係省庁に対し、国際法や国内法令にのっとり、冷静かつきぜんと対応することや、国民や国際社会に的確な情報提供を行うよう指示しました。
沖縄県の尖閣諸島周辺の海域では今月5日、中国海警局の船が漁船に続いて領海に侵入したほか、6日から7日にかけて、海警局の船が領海や接続水域を航行し、その周辺に中国の多数の漁船が航行しているのが確認されるなど、中国側の活動が活発化しています。
これを受けて安倍総理大臣は、8日までに、関係省庁に対し、連携して国際法および国内法令にのっとり冷静かつきぜんと対応することや、アメリカをはじめとする関係諸国と緊密に連携すること、さらに、国民や国際社会に的確な情報提供を行うよう指示しました。
沖縄県の尖閣諸島周辺の海域では今月5日、中国海警局の船が漁船に続いて領海に侵入したほか、6日から7日にかけて、海警局の船が領海や接続水域を航行し、その周辺に中国の多数の漁船が航行しているのが確認されるなど、中国側の活動が活発化しています。
これを受けて安倍総理大臣は、8日までに、関係省庁に対し、連携して国際法および国内法令にのっとり冷静かつきぜんと対応することや、アメリカをはじめとする関係諸国と緊密に連携すること、さらに、国民や国際社会に的確な情報提供を行うよう指示しました。