【7月21日 AFP】米大統領選の共和党候補指名争いでドナルド・トランプ（Donald Trump）氏に敗れたテッド・クルーズ（Ted Cruz）上院議員は20日、党大会で演説し、トランプ氏への支持を表明せず「良心に従って投票しよう」と呼び掛けた。

　壇上に上がったクルーズ氏はスタンディングオベーションで迎えられたが、その後トランプ氏支持を表明しないとわかると、会場からブーイングが湧き起こった。

「われわれは、道義の象徴となり、共通の価値観のもとでわれわれを結束させ、愛情のために怒りを放棄するリーダーに恵まれてしかるべきだ」と、クルーズ氏はトランプ氏に向けられた批判を引き合いに出しながら語った。

　クルーズ氏は激しい抗議の声が飛び交う中、「この国を愛し、子どもたちを愛するならば、立ち上がり、声を上げ、良心に従って投票しよう」と呼び掛けた。(c)AFP/Michael Mathes, Jennie Matthew