(cache) 海外FXコラム集-仕掛けて放置！海外FXでする指値戦略のポイント！

仕掛けて放置！海外FXでする指値戦略のポイント！

2015年12月4日　掲載

FX取引は、常にパソコンの前で為替レートの変動と世界中のニュースを監視している必要があると誤解している人もいるかもしれません。しかし、そんなやり方ばかりではありません。注文の入れ方によっては、一度の仕掛けを行うだけであとは待つだけといった取引方法もあります。

自動的に取引の初めから終わりまでやってくれる「イフダン」

FX取引での指値とは、株式投資と同じく、買値または売値を指定する注文方法です。例えば米ドル／円で、現在１２０円だった場合に、もう少し円高になったら買おうと考えて「１１８円で買い予約」をするのが基本的な使い方の一つでしょう。これと同様に売却時に指定する方法もあります。この注文方法を活用することによって、ずっと画面の前にいて、希望の為替レートになったら間髪入れずに注文を出すといった面倒なことをする必要はなくなるはずです。
さらに、価格指定の戦略を上手く使うことによって、購入から売却、売却から購入という一連の取引を、一度注文を仕掛け、あとは何もせず見ているだけで取引が完了される方法もあります。それがイフダン（If Done）と呼ばれている取引です。もし最初の買い注文が成立したら、売り注文が有効になる指値予約の方法で、例えば、米ドル／円で１１８円の買い注文と１２５円の売り注文を入れておくのです。こうすることによって、１１８円で買って１２５円で売る取引が自動的に行われることになるでしょう。もちろん、１１８円の買い注文が成立しなければ１２５円の売り注文は有効になりませんので、売りだけ成立してしまう心配もないはずです。

損切り設定と売却益確保が一度に指定できる「オーシーオー」

国内FX口座で取引をしている人はレバレッジ２５倍の規制がありますが、海外FX口座はレバレッジ規制が緩いのが大きな魅力で、レバレッジを掛けて効率的に稼ぐことが可能でしょう。しかし、損失拡大のリスクも大きくなるかもしれません。海外FXの利点を最大限に享受したければ、デメリットであるリスクを上手くコントロールすることが必要です。そこで知っておきたいのが、リスクヘッジを織り込んだ注文を入れる戦略です。その一つにOne Cancel the Other（オーシーオー）と呼ばれるものがあります。
オーシーオーは、指値と逆指値を同時に注文し、どちらかが成立したらもう片方が自動的にキャンセルされる方法です。例えば、米ドル／円１２０円で購入したものの反対売買をする必要がある時に、１１８円の売りと１２５円の売りを入れるのです。この形でオーシーオーを使えば、相場が悪く動けば自動的に損切りができ、相場が良くなれば自動的に利益確定ができることになるでしょう。海外FXで大きなレバレッジを掛ければ、一瞬で損失が膨らむ可能性がありますが、オーシーオーなどでしっかりと戦略を仕掛けておけば、安心して取引できるはずです。