京都 先斗町の火災 料理に使う炭が原因か

京都 先斗町の火災 料理に使う炭が原因か
k10010585211_201607061322_201607061323.mp4
5日夜、京都市の繁華街、先斗町の飲食店が焼けた火事で、店にいた従業員が「当時、ちゅう房で料理に使う炭を準備していたところ周りに燃え移った」と話していることが、消防などへの取材で分かりました。警察と消防は詳しい原因を調べています。
5日午後7時すぎ、京都市中京区の先斗町にある飲食店から火が出て、木造2階建ての飲食店と南隣にある店舗のそれぞれ一部が焼け、男性従業員1人が軽いけがをしたほか、近くにいた女性も煙を吸って病院で手当てを受けました。当時、飲食店には40人から50人ほどの客がいたということで、一時騒然としました。
消防によりますと、飲食店は1階の入り口近くにあるちゅう房が激しく焼けていて、店にいた従業員が「当時、ちゅう房で料理に使う炭を準備していたところ周りに燃え移った」と話していることが、消防などへの取材で分かりました。警察と消防は、合同で現場検証をするとともに関係者から話を聞いてさらに詳しい原因を調べています。
先斗町は鴨川沿いの路地の両側に昔ながらの建物が建ち並ぶ、京都でも有数の観光名所で、現場近くでは6日も、通りかかった人が不安そうに焼け跡を見ていました。
大阪から来た女性は「先斗町は京都の観光には欠かせないところで驚きました。近くの歌舞練場に燃え広がらなくてよかったです」と話していました。
また、近くのそば店に勤める男性は「近くで火事があり恐ろしいです。私たちも気をつけて営業していきたい」と話していました。