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ブログタイトル思いつかない

アホですが正直にまっすぐに、ちょっとずつやっていきたいです。

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プロブロガーってそんなに悪いもの?

インターネットを見ていると、最近は「プロブロガー」なるものが流行っているみたい。

それを名乗る人が無責任にサラリーマンを否定したとか、プロとして50円で自分の一日を売ったのに自分がしたくない依頼だけ断ったとか。

 

そういうことが増えて、「プロブロガー」を名乗った瞬間に読者が

 

「あ、あかんやつやこれ!!」

 

と思ってあれやこれやとコメントで言い始めることが増えたように思う。

 

www.airdays.net

 

 

なんていうのかな。

私もそんなによく見てないんだけど、よく見てなくても最近こういうブログ増えてるなーって感じてて。

いっつも同じような記事に同じようなコメントがついてて。

みんな始まりは危なっかしいから、いろいろコメントで言いたくなっちゃう気持ちもわかるような気がするっていうか私も実際たいしてブログで稼いでないくせにこうやって書いてるんだけど。

 

「また臭いのがでた」とか学業サボってると疑われたりとか。

 

「プロブロガー」ってここまで言われるほどなにがそんなに悪いのかなーってぼんやり考えてみる。

 

f:id:sakenominimal:20160706102339j:plain

 

そもそもプロブロガーってなんだろう

自由で、ブログでお金を稼いでて、新しい生き方をしていて。

そんな表層的なことじゃなくて。

うーん私も稼いでないからよくわかんないけどさ。

 

ちなみに私が思うプロのブロガーさんは、不思議とプロブロガーを名乗っていない。

毎月おそらく何万円も稼いで、他の仕事ならプロを堂々と名乗れるぐらいのレベルなのに、なぜだか肩身が狭そうに

 

「いや、最近はライターなんて生意気に名乗らせてもらってるときもあるんですけど…その、まだまだたいしたことないっていうか…いや本当にすいませんいつもありがとうございます。」

 

みたいなかんじ。なんかもうインターネットでは、

 

「プロブロガー」を自分で名乗っちゃう人間は情報弱者か詐欺師

 

みたいな印象が定着しすぎちゃって、本来プロブロガーを名乗るべきしっかりした人たちがかわいそうに思えるよ(´・ω・`)

 

どうしてプロブロガーの印象って悪いんだろう?

冒頭に述べたように、まずひとつは否定の言葉がちょっと強かったり空回りが多い人たちというイメージ。

それでアクセスを稼いでお金をいただくプロというか。

でもまあそういう人たちはプロブロガーを名乗ってそれなりに長いから、人がどう言うかはともかく自分なりの「プロ像」に沿ってやっているのかなと思うし、それはそれですごいしとやかく言わないけれども。

 

もうひとつの悪く言われる理由としては、駆け出しのプロブロガーさんにありがちな、「サラリーマンのような苦労をせずに自由にお金を稼ぎたい!」という志望動機にあると思うんだ。

 

そりゃあ私も2年で会社辞めちゃってさんざん全国旅行しまくってるプーだからその気持ちめっちゃわかるっていうか私も苦労せずにお金ほしいけれども。

 

でもブログに限らず「楽がしたいからこれやります」みたいな言い方は、真剣にその仕事やってる人に失礼だよ(´・ω・`)

もちろん実際に実力があって、本当にその仕事が楽とか自由だと思って言うならそれはそれでひとつの意見としてアリだと思うけれども。

 

でもわざわざ記事に書くなら、プロを目指すと宣誓するなら、それより主張するべきブログの魅力ってあるじゃん(´・ω・`)

 

「あのブロガーさんのこういう記事、仕事ぶりに憧れてます! こういうところにプロとしての細やかさを感じます!」

 

みたいな。

もちろん「自分もそうなりたいです!」だけじゃそれはそれで「オリジナリティがない」とか即座に叩かれる厳しい世界ではあるけれども。

でもそれは才能があればちょっとずつ表現できるようになっていくものなんだろうし、何より「自由を求めて」とかそういう理由よりよっぽど読者に「応援したい!」って気持ちを持ってもらえると思う。

 

失敗がいけないわけじゃない

そういう意味では、いきなりプロブロガーを名乗って自由を求めてるって書いちゃうのはハッキリ言ってプロのブロガーとして「失敗」ではあるんだけど*1、次にもっと良くしたらいいじゃんとも思う。

 

私も会社辞めてぷーして日々いろいろ空回って失敗しまくってるよ。

都会育ちでなんとなく「自給自足ってすばらしい!」と思って畑がやりたくなって安い畑探し回ったけど、さんざんおじいちゃんの長話きかされたと思ったら紹介された土地は荒れ放題で抜けっこない雑草だらけだったし、結局いろいろ調べて「仕事として農業に1年従事しないと法的に素人は畑触っちゃだめだった」ってオチでがっかりみたいな。

「順序間違えるなよ」って、賢い人や結果だけきいた人は思うだろうけどね。

でもいーじゃん。

 

「自分がばかだった、次気をつけよう。」

 

で。しかもおじいちゃんの長話の半分くらいはためになることだったから(もう半分は同じ話の繰り返し)無駄とは思わないよ。

 

それに都会で会社辞めて離島で生活してるおじちゃんも言ってたよ。

 

「一生懸命やって失敗するのはいいんだよ。落とし前もつけずに途中で投げ出すのがいけないだけで。」

 

って。

 

ちなみにこの「途中で投げ出すのがいけない」っていうのは畑の話で、畑はひとつの区画を分けて何人かで使ってることが多いから、ひとりが投げ出して畑を雑草だらけにすると隣に迷惑がいくみたいなのね。

 

ブログはそんなことないかもしれないけれど、でもそうやって落とし前もつけずに途中で投げ出した人たちが「プロブロガー」という肩書の評判を落としてきたんじゃないかなと思うし、そういう意味ではやっぱりよくないと思う。

(それ以上に、まずいことをやらかしても反省せず同じことを続けているプロブロガーさんが多いことの方が問題とも思うけれど)

 

おわりに

でもなんていうのかな。

「サラリーマンが嫌」って心が思うなら、誰がなんと言おうとそういう自分の気持ちは大事にした方がいいと思うし、実際に私は経験上、我慢してサラリーマンやったところでその気持ちが変わることはなかった。でも

 

「この職業ならやっていける!!」

 

なんて結論もとくに出てない。

だけど無理に結論を出したところで、その職業を真剣にやっている人への冒とくになってしまうだけなんだよね。

そういう心のいい加減さって、どんな仕事でもお客さんはちゃんと見てる。

 

私はサラリーマン嫌で嫌で仕方なかったし、今でも辞めたことを一片たりとも後悔していないというかむしろもっと早く辞めればよかったって後悔してるけど、その一方で、こんなに仕事への魂がない人間でもそれなりにまじめにやってればお金がもらえるのがサラリーマンだったんだなとも思うんだ。

いろいろ探していろんな経験して、いつか本当の意味での結論が出せたらいいよね。

 

 

 

*1:プロブロガー(笑)としては成功? でもプロのブロガーとしては失敗。なんか紛らわしいね。