アップル スマホでドナー登録できるアプリ提供へ

アップル スマホでドナー登録できるアプリ提供へ
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アメリカのIT企業アップルは、臓器移植を待つ多くの患者を支援しようと、スマートフォンでドナー登録ができるアプリを、ことし秋にアメリカで提供すると発表しました。
それによりますと、アップルは、iPhone向けに健康管理に役立てる新たなアプリを、ことし秋に提供し、この中に自分が脳死と判定された際などに臓器を提供する意思を表示できる機能を盛り込むとしています。
入力した情報はアメリカで臓器移植への理解を広げる活動などを行っている団体に直接送られ、簡単な操作でドナー登録ができるということです。
この団体によりますと、アメリカでは現在12万人の患者が臓器移植を待っているということで、団体では登録者が増えれば、多くの命が救えると歓迎しています。
アップルの創業者で5年前に亡くなったスティーブ・ジョブズ氏は、生前に肝臓の移植手術を受けましたが、なかなか適合する臓器が見つからず、当時、部下だったティム・クックCEOも、みずからの肝臓の提供を申し出ていました。
アメリカのIT企業では、フェイスブックも2012年から臓器を提供する意思を自分のページ上に示すことができる機能を導入しています。