円相場 1ドル=100円台に値上がり 先月24日以来
6日の東京外国為替市場は、世界経済の先行きに対する警戒感が強まっていることから、比較的安全な資産とされる円を買う動きが進んでいて、円相場は、イギリスがEU=ヨーロッパ連合からの離脱を選択した直後の先月24日以来の水準となる1ドル=100円台まで値上がりしています。
市場関係者は「外国為替市場は、このところ落ち着きを取り戻しつつあったが、イギリスの不動産に投資するファンドが取り引きを一時停止したことやイタリアの銀行の経営不安が伝えられていることで、世界経済の先行きに対する警戒感が再び強まっている。このため、投資家の間でリスクを避けようと比較的安全な資産とされる円を買う動きが急速に進んでいる」と話しています。