米露の超一級品展示 コスモアイル羽咋20年
実物の宇宙船を展示する石川県羽咋(はくい)市の「コスモアイル羽咋」が7月、開館20周年を迎える。宇宙の謎の解明に向けた人類の挑戦を壮大なスケールで紹介し、全国の宇宙ファンを魅了し続けている。
1996年にオープン。こだわったのが、徹底した「本物」志向だ。今年3月に定年退職した羽咋市の元職員、高野誠鮮(じょうせん)さん(60)が当時、UFOによる町おこしを発案。「本物を置いた博物館を作ろう」と、米航空宇宙局(NASA)やロシア宇宙局と直接交渉し、宇宙船や関連機材などを調達した。
2階の展示室には、超一級の品々が並ぶ。60年代に旧ソ連(現ロシア)が打ち上げた「ボストーク宇宙船」は実際に宇宙から帰還した本物。帰還用カプセルの表面には大気圏への再突入時にできた焦げ跡が残る。
月面着陸を目指した米国のアポロ計画に関連する品も多い。事故を起こしたが、奇跡的に帰還したことで知られる13号のシートの一部や、実物と同じ素材を使って再現された司令船の模型などを展示している。
宇宙人にも会える。PRキャラクター「サンダーくん」は壊れた宇宙船の修理代を稼ぐため、コスモアイルでアルバイト中という設定。記者が取材に訪れた日もせっせとレジに向かっていた。
火曜休館。午前8時半〜午後5時。展示室の入場料は高校生以上400円、小中学生200円。コスモアイル羽咋(0767・22・9888)。【金志尚】