「コメダ珈琲店」の持ち株会社 東証に株式上場6月29日 11時29分

喫茶店文化が定着している愛知県に本社を置く喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」の持ち株会社が２９日、東京証券取引所に株式を上場しました。

喫茶店チェーン「コメダ珈琲店」を展開する持ち株会社「コメダホールディングス」は２９日、東京証券取引所１部に株式を上場しました。
初値は上場前に投資家に販売した売り出し価格を９３円下回る１株１８６７円でした。発行済みの株式総数をかけた時価総額は８１７億円余りと、ことしこれまででは最大の上場です。
「コメダホールディングス」は、昭和４３年に名古屋市で「コメダ珈琲店」として創業し、飲み物とトーストなどをセットにしたモーニングサービスを始め、喫茶店文化が定着している愛知県でボリューム感のある食事を特徴に店舗を増やし、関東や関西に進出しました。
その後、投資ファンドの傘下で急拡大し、先月末現在では３９の都府県におよそ６９０店舗あり、ことし４月には初めての海外店舗として中国・上海に出店しています。
会社では株式の上場によって知名度を高めることで、優秀な人材の確保につなげ、平成３２年度末までに１０００店舗を目指すとしています。