ソロス氏:EU離脱の国民投票前に英ポンドをロングに-広報担当
- 世界の市場への弱気投資で利益
- EU離脱選択でポンドは24日に記録的下げ
1992年に英国のポンド切り下げに賭けて成功を収めたことで名を上げた資産家ジョージ・ソロス氏は、英国が欧州連合(EU)離脱を選んだ歴史的国民投票の前にはポンドをロング(買い持ち)にしていた。同氏のスポークスマンが明らかにした。
ソロス氏は「英国のEU残留を支持していた。ポンド下落の投機取引はしていなかった」とスポークスマンが27日の電子メールで説明。「世界の市場について総じて弱気」で、このため他の投資で利益を上げたという。
ソロス氏は投票前、英離脱ならポンドがドルに対して20%余り下落するだろうと語っていた。ポンドは投票結果が明らかになった24日に急落、週明けの27日も下げている。
原題:Billionaire Soros Was ‘Long’ on Pound Before Vote on Brexit (1)(抜粋)