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 2020年の東京五輪・パラリンピック会場である国立代々木競技場(東京都渋谷区)が、17年春から18年度末までの2年弱、耐震改修工事で閉鎖される。毎年、多くのスポーツ大会を開いてきた競技団体は代替会場探しに奔走している。

 1964年の建設以来初めてとなる耐震改修は、同競技場を運営、管理する日本スポーツ振興センター(JSC)が4月20日に発表した。第1、第2体育館とも、コンサートを含めて稼働日数が年300日を超える人気施設だ。首都圏でホールや劇場の改修、閉鎖が相次ぎ、音楽・芸能界が「2016年問題」と位置づける状況さながら、スポーツ界の「2017年問題」の様相を呈している。

 「集客面を考えると地方開催というわけにいかない。都内で代わりを見つけないと……」。日本レスリング協会の菅芳松事務局長は気をもむ。5月の全日本選抜選手権と12月の全日本選手権はいずれも第2体育館で開催してきたが、改修中にどこで大会を開くかは全く白紙という。