2016年6月21日10時09分
東京都の舛添要一知事は退任会見を開く予定もなく、疑惑について説明責任を果たさぬまま去った。
13日の都議会総務委員会の集中審議で、舛添氏は支出した政治資金の詳しい説明を求められた。共産党は、家族同伴で宿泊した千葉県木更津市のスパホテル代の明細書の提出を求め、舛添氏は「再発行手続きをとった上で提出する」と答えた。与党の公明党から要求された約315万円分の美術品の一覧提出と現物確認も応じる意向を示した。だが、都議会は20日に予定されていた2回目の集中審議を中止。共産党は舛添氏側に同日までの資料提出を求めたが、回答はなかった。
共産幹部は「委員会で提出を約束した資料すら出さずに辞めるのは許しがたい」と憤る。公明幹部は「辞職という重い決断はあったが、何らかの形で疑問に答えて説明責任を果たしてほしかった」と漏らした。
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