中島嘉克、楢崎貴司
2016年6月21日07時43分
車に自分の障害者用「駐車禁止除外標章」を掲げ、駐車禁止の道路を車庫代わりに使ったとして、大阪府警が男性2人を車庫法違反(車庫代わり駐車)の疑いで書類送検したことが20日、捜査関係者への取材でわかった。警察庁によると、交付された本人が標章を使って摘発されるのは、全国的にも数少ない。府警は「悪質ならば取り締まる」としている。
捜査関係者によると、天満署が13日に大阪府守口市の40代会社員男性を、東署が20日に大阪市の60代自営業男性を書類送検した。いずれも4~5月の複数の日に大阪市内の駐車禁止区域の路上で数時間の駐車を繰り返し、道路を車庫のように使っていた疑いがある。2人とも足が不自由で、車内に自分の障害者用標章を掲げ、勤務中に職場近くに車を止めていたという。
自営業男性は朝日新聞の取材に「ふだんは近くのコインパーキングを借りているが、当時は体調が悪く、100メートル歩くのもしんどかった。迷惑にならない程度に止めてきた」と話した。
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朝日新聞社会部
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