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Outward Matrix

戦略コンサルタントのブログ。コンサルティング業務、英語、戦略策定、採用、育成等について書いています。

最強のブログ「分裂勘違い君劇場」を紹介しよう

ブログ

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こんにちは、Shinです。今日はぼくのオススメ(というのもおこがましいですが)のブログを紹介させてください。

それがこちら、「分裂勘違い君劇場」です。

d.hatena.ne.jp

カスタマイズも特にされていないシンプルなブログですが、中身が濃すぎて圧倒されます。かなり昔から、何回も何回も読み返しています。ぼくもこのレベルの文章がいつか書けたらいいな・・・「ブログ」というカテゴリでの憧れの存在です。

では、いくつか紹介していきます。

「地道な努力」よりも、はるかに人生を好転させる努力の仕方

毎回思いますが、タイトルのつけ方が神懸かっています。だれでも読んじゃうよね。しかし、それのみならず中身も素晴らしいのがこのブログの特徴です。

d.hatena.ne.jp

しかし現実には、常日頃から「一発逆転」するポイントを検出するための鋭敏なアンテナを張り巡らせ、徹底的に「近道を探す努力」をし続けた人間こそが、自分と、周囲と、社会と、世界を豊かにし、幸せにするのである。

「近道はない」などという、「地道な努力が報われる」教の信者の妄言に惑わされて、1回しかない人生を台無しにしないようにしたい。

近道を探すことをあきらめ、ただコツコツと努力していくだけでは全然力もつかないという旨の主張が書いてある記事です。ぼくは結構「コツコツ教信者」的なところがあるので、この記事を読んでから「本当にこの努力はもっとも効率的か?ショートカットできるか?」と問いかけるようにするようになりました。意味のない努力は時間のムダですね。

読まれる記事を書くために、文章技術よりもはるかに有効なこと

これもとても面白いです。ぼくがブログを書くときの基本姿勢は、この記事によって培われたといっても過言ではありません。

d.hatena.ne.jp

ブログ記事をより多くの方に読んでいただくために、小手先の文章テクニックや場当たり的なアクセス稼ぎテクニックなどよりもはるかに効果のあることがあると思います。

それは、経営戦略の基本中の基本である、需給バランスに徹底的にこだわることです。すなわち、需要があるのに供給が不足している記事を書くのです。

本来、「需要があるのに供給が不足している」というのは異常な状態です。なぜなら、みんなが読みたがっているのに、誰も書いていない記事を書けば、たくさんの読者を獲得できるのは明らかだから、そういう記事は瞬く間にたくさんのブロガーに書かれ、需給はすぐにバランスしてしまうはずだから、そんな状態は、本来アリエナイはずだからです。

したがって、「需要があるのに供給が不足している」という異常な状態は、なにか「供給を阻害している要因」がある場合にしか生じません。なので、取るべき戦略は、

記事の供給を阻害している要因を見つけ出し、そこに記事をぶつける

というものになります。

具体的には、以下のような戦略でブログ記事を書くと、あまり文章が上手でなくても、多くの方に読んでもらえる傾向があると思います。

  1. ブログを書くのが割に合わない人たちだけが知っている情報を書く
  2. その情報を知っている人は立場上書くことができないという情報を書く
  3. 通常アリエナイ組み合わせの知識or経験がないと書けない記事を書く
  4. 本屋とネットを探しても見つけられなかった情報を書く

ぼくも、だいたいこの4つのどれかに当てはまるように意識しながら書いています。1については、4つのCや諜報機関の記事が当てはまるかもしれません。

www.outward-matrix.com

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3については、ゼロ秒思考記事が当てはまるかもしれませんね。

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無学歴、無職歴、無実力のニートが年収500万円の正社員になる方法

これも刺激的なタイトルでとても惹きつけられます。しかし、中身はとてもまっとうなもので、ニートのみならず新入社員の方にもぜひ読んで欲しいエントリ。

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ここが、いちばん重要なポイントなんだけど、職位が低い間は、「会社からもらっている最大の報酬はスキル」であって、その資産価値に比べれば、「もらっている給料なんて、倍になろうと半分になろうと、誤差」なんですよ。

ひとたび、スキルさえゲットすれば、職位を上げられるし、その会社が出世させてくれなくても、さっさと別の会社に転職して、面白い仕事とおいしい給料をゲットできる。だから、「給料少ないのに、そんなに必死で働いてもしょうがない」ということを言っているバイトちゃんを見るたびに、「こいつら激しく頭悪いな」とよく思う。職位の低い間は、サービス残業というのは、会社にたいしてサービスしちゃう残業というより、自分自身にスキル獲得という大きなサービスをするための残業なのだから、やればやるほど、めちゃくちゃ得なのに。

また、さらに言えば、同じ仕事の質と量なら、会社は、できるだけ安い人間にやらせようとする。だから、時給200円で、ハイクオリティーの仕事をしつづければ、どんどん仕事が、それも良質の、クリエイティブな仕事が回ってくる。で、会社は、そのうちに、こんなにハイクオリティーの仕事をする人間に逃げられるリスクを意識するようになって、正社員に昇格させ、さらに、年収を引き上げ、部下を持たせて。。。となっていくわけだ。そして、それをしないようなら、いただいたスキルを武器に、さっさと転職すればいいだけ。

改めて読んでみると、この記事からもぼくメチャクチャに影響を受けていますね。ぼくはあまりハードワークが苦ではないのですが、それは「働けば働くほど学べること、経験できることが多く、将来の糧となる」ということを信じているからです。

その考えの礎となったのがこの記事ですね。ぜひ読んでみてください。

未来の転職が、過去にさかのぼって現在の自分を有能にする

これもすげー影響受けたな。いまでもこの方法は常に使っています。

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こちらの記事に関しては、ぼくのブログで過去に紹介しています。

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要するに、仕事というのは、意志決定の連続であり、どれだけ質の高い意志決定ができるかで、仕事の質が決まります。

そして、質のよい意志決定をするためには、「なぜ、自分は、この行動を取るのか?ほんとうに、この行動が最適な行動だと言えるのか?」ということを、徹底的に自問自答しながら行動しなければなりません。

有能な人というのは、常にそれをやっているわけです。そこまで徹底的に鋭く判断をしながら行動しているため、自分がそれぞれの場面で行った意志決定の理由を、細部まで鮮明に覚えているのです。

このため、無能な人は、いくら面接マニュアルを読んで体裁だけとりつくろっても、この「狭く深く」タイプの質問をされると、すぐにボロが出て、面接で落とされてしまいます。

この、「狭く深く」タイプの質問に模範解答するには、普段から、最高品質の意志決定をし続けなければなりません。

何となくそういうスライド構成にするのではなく、

  • なぜ、そのスライド構成が、もっとも顧客の心をとらえると言えるのか?
  • なぜ、そのツールを導入したのか?
  • なぜ、その業務フローにしたのか?

常に、それがその時点で最高の判断である理由を、誰もがなるほどとうなずく説得力のある言葉で、明快に説明できるようにしておかなければなりません。その方法は、こういう理由で、問題があったのではないか?とつっこまれたときに、きちんと反論できるようにしておかなければなりません。常に、3年後の転職の面接の時、スラスラと答えられるようにと、意識しておかなければなりません。

また、面接のときにアピールポイントとなるような役割や作業は、自分から積極的に引き受けるようにします。

アピールポイントになる仕事とは、世の中的に、需要が大きく供給が少ない仕事です。たとえば、高度な技量を要求されるシステムの設計とか、プロジェクトのマネージメントとか、難しい営業交渉とかです。もっと言うと、崩壊寸前のプロジェクトをなんとか立て直したり、問題だらけのシステムを引き継いでなんとか動くようにしたり、赤字プロジェクトを上手に撤退させたり、などの、逆境に陥っても、なんとか切り抜けるタフネスも、強力なアピールポイントになります。プロジェクトは、晴れの日だけでなく、雨や雪や暴風雨の日も、必ずあるからです。

順調なときだけ上手くやれても、風向きが悪くなったらもろくも崩れ去る人材は、結局、アテにならないのです。

ひとつひとつの状況について、なぜその選択肢を選んだのか、徹底的に考え抜ける人は強いです。逆に言うと、「なんとなく」の意思決定を続けている人に、先はありません。自分でも定期的に過去の意思決定を振り返り、改善を続けるようにしないとなー。

超オススメなのでぜひ読んでみてください

いろんなブログが世の中にはありますが、「分裂勘違い君劇場」はぼくの中ではNo.1ブログです。今回紹介していない記事はほんの一部で、濃い記事がまだまだたくさんあるので、ぜひ読みに行ってください。

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