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滋賀新快速、夢運んだ歴史 長浜鉄道スクエアで特別展
JR北陸線の直流電化延伸から十年を記念した特別展が七月五日まで、長浜市北船町の長浜鉄道スクエアで開かれている。延伸で長浜駅以北を走るようになった新快速電車の歴史を、鉄道模型やパネルで紹介している。 北陸線田村−敦賀間は全国でも先駆けの一九五七(昭和三十二)年に交流電化され、この技術が東海道新幹線に生かされた。その反面、新快速は直流用のため、京阪神方面から長浜駅に長く乗り入れられなかった。 市民挙げての直流電化の要望が実り、九一年に米原駅止まりだった新快速は長浜駅が発着駅に。二〇〇六年には敦賀駅(福井県敦賀市)まで直流化した。 展示では、一九七〇(昭和四十五)年にデビューし、都市間交通の中枢を担う新快速の歴史や、長浜との関わりなどをパネル二枚で紹介。鉄道模型はHOゲージ用で、国鉄時代とJR西日本の153系、117系、221系の三台を並べた。 名誉館長の米山淳一さんは「長浜駅までの直流電化は、黒壁スクエアの取り組み時期と一致し、関西方面からの誘客に大いに役だった。長浜の街との関わりを知ってもらえれば」と話している。 館内では、七〇〜八〇年代を中心に発行されたユニークな記念切符など三十種の展示もしている。入館料は大人三百円、小中学生百五十円。 (鈴木智重) PR情報
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