どうも!タダ(@tadadadaaaaaan)です!
ブログデザインよくなったっしょ!本腰入れてやりたいってのと、広告収入でアメリカに行く渡航費稼げたらなと思ってはてなブログPRO登録してしまいました!
やったるでぇ!とことんやったるでぇ!
もしかして、もしかしてやけどさ、タダの最近のブログの感じ見て「あ、もうこいつヒッチハイクのネタないんちゃうか?」とか思ってない????
なめんなよ!!
まだまだあるわい!!!!
やっぱりタダが変人であることで、類は友を呼ぶ現象が起こっておもしろい人を呼び寄せるんやろうなぁ!
KEEP TRYIN' ! STAY STRANGE !
でも今回は今までとはちょっと違う、タダが「うわぁ、やっぱり音楽ってすごいな。」と思ったと同時に、人の暖かさを感じた話です。
雨の北海道
この話は北海道のほぼ中心のあたり、旭川でのお話です。
北海道についた日から天気は悪く、ほとんどの日が雨でした。それでも、その前年はバイクだったため乗ることができなかった電車で向かってみたかった富良野駅と麓郷(北の国からのロケ地)へは行き、誰も泊まっていないハエが異常発生しているコンビニもないド田舎のライダーハウスに泊まり、朝から蛍みたいな境遇のお姉さんに拾ってもらって、田中邦衛と少し関係のある田中さんにも拾っていただき、昼前には旭川に到着していました。
旭川に着いても雨はしとしと降り続いています。タダはかばんにゴミ袋をかぶせ防水対策をし、ヒッチハイクを続けました。
なんたって、この日の目的地は最北端の街、稚内 (クルマで4時間ちょい)
いま考えたら無謀なんやけど、このときは日程的にあんまり余裕もなかったし一日でそのくらい進みたいって思って旭川の町中でヒッチハイクしてたんです。
そうしたら10分もしないうちに乗せてくださるクルマがありました!どうやらタダを一度見て方向転換してわざわざ乗せにきてくださったとのこと!お礼を言って濡れてる荷物を後ろに乗せていただき、出発進行しました。
その方たちはご夫婦で、だいたい50代くらいかな?その日は名寄っていう旭川から稚内方面にむけて1時間くらい進んだところまで行かれるとのこと。そこまで乗せていってくださるということで、いろいろお話をしていました。
昔から旭川に住んでいて、トラック運転手としていろんなところに行ったこと、今の奥さんとの出会い、好きなアーティストとかのお話をしながらまもなく名寄、お別れの時間が近づいていました。
僕たちは幸せを見つめてたよ
もうまもなく名寄についてしまう、そんなときでした。「ただくん、君の歌が聞きたい!」とリクエストが入りました。奥さんも「聞きたい聞きたい!」とのこと。しかし、この旅でのギターは曲を作るときに使うだけのために持ってきたもの。レパートリーも聞かせられるほどないし、練習もしていないのでうまくは弾けません。でも乗せてもらってるわけし、断る訳にはいかない。まぁこんなんで足踏みしてなにがバンドマンや!いっちょやったろ!ということでギターを取り出しました。
タダ「やっぱり旭川出身ってことで、玉置浩二とかどうですか?」
おっちゃん「いいね!俺メロディーって曲が大好きなんだよ!思い出の曲でさぁ、、、、」
タダ「あ!その曲自分も好きです!多分歌えます!」
おっちゃん「じゃあそれでおねがいしようかな!」
タダ「はい、、、、、(いざ決まったら不安になった)」
チューニングをあわせながら、こういう環境下で目の前にいる人にむかって歌うのは初めての経験だったのでとても緊張していました。この曲には思い入れもあるっていうし、しっかり歌わないと、、、!
タダ自身もこの曲が好きなので自分も思いだけは込めて歌おうと決め、
タダ「よっしゃ!いきます!」
あのころは〜なにも〜なくて〜
それだって〜たのしくや〜ったよ〜
メロディ〜な〜きながら〜〜〜
ぼくたちは〜しあわせを〜みつめてたよ〜
、、、、、、あー全然うまくいかんかった〜、精進が足りひんなぁ
ネットでコード調べながら弾いてましたがネットのやつってたまに違うコードとかいらないコード混じってることがあって、それをモロに弾いてしまい曲のメロディーがぐちゃぐちゃになってしまいました。メロディーって名前の曲やのに!「あぁ、もっとちゃんと弾ける曲選んどけばよかったなぁ」今更そんなこと考えても遅いのですが、弾きながらもそんなことを考えてしまいました。もう顔見られへんわ、、、、うつむいとこ。
あかんかったなぁ、、、、、、、
おっちゃん「よかった。ただくんありがとう。感動したよ。ありがとう。」
嘘!?と思っておっちゃんの方を見ると少し涙ぐんでました。
おっちゃん「ただくん。きみは本当に歌がうまいね!本当にありがとう!ありがとう!」
演奏もダメダメやしメロディーが綺麗にならんかった。
思い出を汚してしまったかと思った。
でもたぶんおっちゃんにはタダの心込めた歌がどこかぐっと来たんやろうなぁ。
(実はこの旅行は半分傷心旅行やったから気持ち込めれたんかも笑)
歌は小手先だけの技術やなくて、心から歌わなあかんねんなぁと感じさせられました!
タダ「いえいえ、めっちゃミスってしまいました。すみません」
おっちゃん「そんなことないよ!伝わった!もう名寄つくわ!腹減ってるでしょ?ごちそうはできないけどおいしい店あるからそこまで乗せていってあげる!」
といっておっちゃんは名寄の名物”サフォーク丼”のお店の前の駐車場で降ろしてくれました。タダはヒッチハイクの行き先をノートに書きそこになにか書いてもらって思い出のものにするってことを常にしてるので、なんでもいいんでといって連絡先とかを書いてもらい、お別れをしてタダは店内に入りました。
1時間しか一緒にいませんでしたが、濃かった!!
でも、まだ終わりやなかったんです!!
往復6時間分の優しさ
サフォーク丼を頼み、5分くらい経ちました。次のクルマこんなところで見つかるかなぁ、今日中に稚内につけるんやろか、と不安な気持ちで雨がうちつけるガラス越しに北海道の大地を見つめていました。
どっか途中に宿はあるんやろか?今日は道の駅で寝ることになるんかなぁ〜。
本州でも暗い話題を持ってるクルマにばかり乗せてもらい、北海道についてからは雨。タダが考えることも天気同様に次第にどんよりとしたものになっていました。
あぁ、今日は稚内には行かれへんねんやろうなぁ。。
ガラガラガラ!!!!!
店のドアが結構な勢いで開きました。思わずそっちをみると、さっきのクルマに乗ってた奥さんがそこに立っていました !
奥さん「はぁはぁ、ただくん!うちの旦那がほんとに感動したらしいから稚内まで乗せてってくれるって!!!!!食べ終わったらさっきの電話番号にかけて、外で待っててね!!!!!!」
まじか!!!!!
タダ「ほんまですか!!??ありがとうございます!!!!!!!」
別れてから結構時間あったし、たぶん少し進んでからやっぱり乗せていこうってなってUターンして戻ってきてくれたんやと思う!どんだけ優しいの!俺の歌そこまでよくなかったと思うんやけどなぁ!
でもほんまに相手のこと考えて気持ちこめたら、なんでも伝わるんやなと!
そんで、その気持ちに答えてくださったおっちゃんと奥さんはほんまにええ人やなぁと!
こういう人の優しさを知れるところが本当にヒッチハイクの醍醐味なんやと思う!
もちろん、それにはこっちも100パーセントで応えなあかんけどな!
そのあと、3時間くらいかけて稚内に着き、泊まりたかったライダーハウスで降ろしていただき、固い握手をしてお別れしました。
旭川まで帰るの4時間かかるわけですよ?そんなに優しい人ほかにおるんやろか、書いてるだけで思い出してきて胸が熱くなってるわ。笑
タダはその後、メロディー/玉置浩二をレパートリーに加え練習をしてきました。
今年、北海道でおっちゃんにもう一回会ってうまく歌える様になったメロディーを聞いてもらうために!!!!
今年の北海道も楽しみや!
おしまい!