最近、ラインやツイッターなどでバイクに乗ったカップルの感動的な話が出回っている。僕はこういう感動的な話に弱い。バイクのブレーキが壊れ、死を覚悟した男が「彼女だけは守りたい」という強い意志と彼女を怖がらせたくないという優しさから、自分のかぶっているヘルメットを彼女にかぶるように伝える。
あるカップルがバイクで出かけてると…
彼女「スピードが速いよ。スピード落として!!」
彼氏「なに、怖いの??」彼女「すごく怖いスピード落として」
彼氏「OK、でも愛してるって言ったらね!!」彼女「愛してる、愛してるだから今すぐスピード 落として!!」
彼氏「もちろん、でも強く抱きしめて、一度も したことのない強さで抱きしめて…」びっくりしてる彼女は言われた通りにして言った。
彼女「お願い今すぐスピード落として!!」彼氏「わかった、でも俺のヘルメットを取って お前がかぶったらな」
彼女は彼氏のヘルメットをかぶった。
彼女はまた言った。
彼女「スピード落として!!!」次の朝のニュースで
昨日の夜に若い男女がバイクで事故に合いました。
二人うち一人が亡くなったこと
その前に彼のこと話そう
彼氏「ただ彼女が助かって欲しかった…」彼は気付いてた
彼女にスピード落として、と言われる前から
バイクのブレーキがきかないことを…それで彼は彼女に頼んだ 愛してるって言って
そして抱きしめて欲しいことを
彼はこれが最後になることを知ってたからそして彼女にヘルメットかぶらせて助けたかった
自分の命を犠牲にして
同じことをしますか?大切な人がいなくなるまで待たないで
そして自分にとってとても大切な人だと伝えれなくなる前に
伝えてください。
今いる人を幸せにしてください
彼女は彼氏からヘルメットを取るとき、どんな気持ちだったのだろう。スピードが出ているのに、彼氏の視界を妨げてまで取ったヘルメットに守られ一命を取り止める。彼氏が頼んだこととはいえ、自分は助かり彼氏は死ぬ。
その心中たるや察するにあまりある。
アメリカで起きた、家族の絆と神の奇跡
アメリカでは神の奇跡によって、欠陥のある自動車から奇跡的に生還した凄い事件がある。
この事件は、トヨタ車のブレーキに欠陥があって止まれないばかりか加速してしまい、時速160kmにまでなってしまった状態から奇跡の生還を果たしたスミスという女性が米公聴会で証言した内容である。
これは、まさに神の奇跡としか言いようが無い。
「トヨタは恥を知れ」 急加速体験の女性、米公聴会で証言 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News
米テネシー(Tennessee)州のロンダ・スミス(Rhonda Smith)さんは、2006年10月に起きたこの出来事の際、死を覚悟したと証言した。
新車の「レクサスES 350」で高速道路に合流したところで、スミスさんは突然、時速70マイル(約113キロ)から100マイルへの不可解な急加速を体験した。
必死でサイドブレーキをかけ、ギアをバックに入れたが、速度は下がることなく車は高速道路を疾走した。
「車が最高速度まで加速していくと思った。次のガードレールに車をぶつけて他の人を巻き込まないようにしなければと考え、神さまに救いを求めて祈りをささげた」と、スミスさんは語った。
ブルートゥース(Bluetooth)搭載の携帯電話で、夫に電話をかけたという。「夫にはどうにもできないことはわかっていた。けれども、もう一度だけ声が聞きたかった」と、スミスさんは涙をぬぐいながら語った。
夫へ電話をかけたとき、「神の力が介在し」、車はすこしずつ減速して停止したという。
悲劇を回避することができて良かった。
最後に夫の声が聞きたくて電話をするというところにファミリーの強い絆に僕は感動した。ブルートゥースで会話すると言っても、電話をかける先を確認するときはカーナビ画面に目を移さなければならない。時速160キロの中にあって、彼女は決死の覚悟で発信先が夫であることを確認したのだろう。
このファミリーへの思いが神様に通じたのか、ガードレールに車をぶつけなくても車はゆっくりと停止してくれたという。
本当に良かった!
奇跡を楽しもう
僕らはどんな奇跡も常識に当てはめて「そんなことは起こりうるはずがない」と切り捨ててしまう。しかし、人を想う気持ちや神を強く信じる心が奇跡を起こす可能性について目をそむけてた状態で豊かな人生を歩めるのだろうか。
僕は米公聴会で語られた奇跡を、心から鼻で笑いたい。