大言壮語? Googleが途中で投げ出してしまったプロジェクトたち
オオカミ少年に終わってしまった?
数々の革新的なアイデアで、IT業界を大きくリードしてきたGoogle。でも、いつもいつも成功してきたわけではありません。とりわけ科学の世界への挑戦は、厳しい結果を突きつけられたケースも少なくないようです。
GoogleXがバイオテクノロジー業界に挑むべく立ち上げたベンチャーのVerily Life Sciencesは、世界を変える優れたアイデアを発表したことがあります。たとえば、コンタクトレンズで血糖値を測定可能にしたり、体内に飲み込んだ素粒子がガン細胞を発見し、専用リストバンドへガンの早期発見を知らせるようにするなど、まさに夢のような新製品の開発が語られていました。
こうしたプロジェクトは、いずれもシリコンバレーの傲慢さを示したにすぎない。PowerPointのスライド上ではよく見えても、それ以上のものではなかった。
実はVerily Life Sciencesからは、次々と研究者たちが流出。その複数の関係者らが、絵に描いた餅として終わってしまったプロジェクトの数々について語り始めているようです。上のようなコメントも飛び出し、「スタートの時点で、実現にはほど遠いファンタジーでしかないプロジェクトを発表するべきではなかった」と、厳しく批判する人々も相次いでいます。
夢のコンタクトレンズのアイデアには、医薬品大手のNovartisまでが本気になり、提携開発を申し入れていました。ところが、肝心のコンタクトレンズで涙のなかのグルコース値を測定しても、実際の血糖値とは異なることが判明して頓挫。ガンを発見通知するリストバンドにしても、「あれはSFの世界でもあり得ない、科学的に意味不明な取り組みだった」と評する専門家まで現われる始末ですね。
Verily Life Sciencesが選定したプロジェクトは、本質的に難易度が高いからこそ選ばれたものばかりだ。我々にはテクノロジー、専門知識、洞察力があり、パートナー企業とともに、非常に困難なプロジェクトを成功に導くことができる。ただし、あらゆる真のイノベーションに付きもののことだが、プロジェクトのなかには、失敗してしまったり、そのまま失敗に終わるものもある。
さまざまな批判に対して、Verily Life Sciencesは、このようなコメントを発表しています。いまでは各社がこぞって実現を目指している自動運転車のように、GoogleXの発表プロジェクトのなかには、当初こそ奇怪に思えたものの、すでに実現の一歩手前にきているものだってあるのは事実でしょう。革新的なアイデアほど、やっぱり失敗は成功のもとで、温かく見守らなければならないのでしょうか…。
source: Stat
Angela Chen - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)
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