石井力
2016年6月8日15時38分
花巻市の「マルカン百貨店」が7日、閉店した。「花巻のシンボル」ともいわれた老舗百貨店は昭和の雰囲気を残し、特に人気の6階の展望大食堂は最後までにぎわった。
1973年に開店。設備が老朽化したほか、耐震診断で「不適合」と判定され、43年の営業を終えた。一方、市内で空きビルを改修し、リノベーションの手法で事業を展開する花巻家守(やもり)舎が「大食堂を今の雰囲気のまま残したい」として運営の引き継ぎを検討している。
閉店に向けて2日から6~9割引きのセールを展開。1~5階の売り場は商品がほとんどなく閑散としていたが、大食堂には開店前から行列ができた。午前11時からの予定を20分早めて10時40分から営業を開始。お土産用のワッフルは150個用意したが、6分で売り切れた。
高さ25センチのソフトクリームやラーメンなども人気で、「最後だから来た」と話して顔なじみの店員の手を握りしめる年配の女性もいた。佐々木一社長は「お客様の温かいご支援の中での苦渋の決断。43年間ご愛顧いただき心から感謝します」とのコメントを出した。(石井力)
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