オルタナ資産管理も脅威

世界23カ国で資産管理に携わるアセットマネージャー400人を対象にした調査から、96%が「コスト削減のプレッシャーを感じている」こと、79%が「(スタートアップなどによる)オルタナティブ資産管理の脅威を恐れている」ことなどが明らかになった。また79%が顧客の需要に応え「透明性を高めることを目標としている」。
またこれまではM&Aに専念していたマネージャーの43%が「新たな市場への参入に向けて準備中である」と回答している。
この調査は「資産管理産業の見通し」を探る目的で、この調査は米ファイナンシャル・サービス会社ステート・ストリート・コーポレーションが実施。欧米や日本の資産管理産業に携わっているアセット・マネージャーから、昨年4月から5月にかけて回答を収集したものだ。
投資家が従来の業績基準よりもバリュー(相対的な価値)を追求しはじめた近年、オルタナティブ投資への関心が高まっている。コスト削減のプレッシャーは、そうした顧客の流動に起因するところが大きいようだ。
対応策の一環としてすでに77%のマネージャーが「リスクやリターンに関する透明性の高い情報」を提供しており、79%が「顧客への情報開示が事業に及ぼす影響は大きい」ことを認識している。
「利益の拡大が期待できる」と88%のマネージャーが楽観的な見通しを示しているが、M&A分野を担当している43%が視点を「新たな市場開拓に向けている」あるいは「流通経路の開拓」に移行させている。
資産管理産業の新たな幕開けには「顧客との信頼関係の形成」「価値に見合ったサービス」「顧客の関心を惹きつける新商品や新市場の開拓」が必須事項となるだろう。マネージメント側が継続的な価値をいかにしてどの段階で創出するかを投資家に納得させることが、長期的な成功のカギとなりそうだ。(ZUU online 編集部)
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