昨年後半からNTTドコモ、ソフトバンク、auの大手携帯キャリアで購入したスマートフォンでもSIMロックを解除できるようになったのはご存知の方も多いと思います。
そこで個人的に気になっていたのが、中古で購入した白ロムのスマートフォン端末をSIMロック解除できるのかどうかというところ。
キャリア毎に異なるSIMロック解除条件
NTTドコモの中古スマホならSIMロック解除の必要性は低いですが、auとソフトバンクに関してはSIMロック解除するメリットがあります。
そこで、NTTドコモ、au、ソフトバンクのSIMロック解除条件について確認していきたいと思います。
同じような条件もあれば、各社で異なる条件もあります。
NTTドコモのSIMロック解除条件
- 契約者本人が購入した端末である
- 端末購入日から6ヶ月以上経過している
- ネットワーク利用制限などの各種ロックがかかっていない
- 利用料金の支払い実績が確認できる
- docomo解約ずみの場合は解約日から3カ月以内
NTTドコモのSIMロック解除条件は上記のようになっています。
条件の中で1番ネックなのが、契約者本人が購入した端末であるということです。
即ち、中古で購入したNTTドコモのスマートフォンのSIMロック解除は出来ないということです。
ソフトバンクのSIMロック解除条件
- 端末購入日から181日経過していること。但し、2015年4月迄に発売された機種においては、購入日よりSIMロック解除が可能。
- 解約ずみの端末の場合、解約後90日以内かつ契約者本人であること
- 安心遠隔ロックなどのサービスを利用していないか解除していること
ソフトバンクのSIMロック解除条件は上記のようになっています。
NTTドコモと同様にソフトバンクの中古スマートフォンをSIMロック解除することが出来るのは、その中古スマホを契約した人しか出来ないので、中古でソフトバンクのスマホを購入するのは避けた方がいいでしょう。
auのSIMロック解除条件
- 2015年5月以降に新たにauで発売されたSIMロック解除機能対応のスマートフォン/タブレット/Wi-Fiルーターなどであること。
- 機種購入日から180日以上経過している機種であること。
- ネットワーク利用制限中のau携帯電話でないこと。
auはNTTドコモやソフトバンクと違って、契約者本人でなくともSIMロック解除が可能になっています。
そのため、中古でauの白ロムスマートフォンを購入して、SIMロック解除してSIMフリー化することが可能です。
中古で販売されているauのスマホがいつSIMロック解除できるかは以下のサイトで確認することが出来ます。
実際に私が持っているauの白ロム中古スマホのIMEIを入力してみると、5月13日にSIMロック解除できるということが分かりました。
契約者本人以外のSIMロック解除には手数料がかかる
SIMロック解除はNTTドコモもソフトバンクもauもWEBから行うと無料で出来ますが、auの場合契約者本人以外がSIMロック解除する場合は、auショップに行く必要があります。
また、auショップでSIMロック解除する場合は3000円(税抜き)の手数料をその場で支払う必要があります。
尚、auショップで契約者本人以外がSIMロック解除する場合は、来店者の本人確認書類が必要となります。
auのスマホを格安SIMで利用する場合には注意
auは契約者本人以外がSIMロック解除することが出来ますが、auはNTTドコモやソフトバンクと通信方式が異なりますので、単純にSIMロック解除しただけでNTTドコモ回線を使う格安SIMで通話ができるとは限りません。
数多くあるNTTドコモの回線を利用する格安SIMを通話で使う場合は、NTTドコモが販売したスマホを使うのが確実です。
NTTドコモの中古スマートフォンならSIMロック解除の必要性は低い
SIMロック解除についてここまで書いてきましたが、NTTドコモの中古白ロムスマートフォンであれば、SIMロック解除しなくとも、国内の格安SIMが基本的には利用できるので、SIMロック解除するメリットはそれほどありません。
auも、mineoとUQモバイルがauの格安SIMを提供しているので、auの中古白ロムスマートフォンであってもmineoのAプランかUQモバイル のSIMカードを挿せば使える場合があります。
ソフトバンクに関しては、現状格安SIMを提供しているところがありません。
ソフトバンク傘下のワイモバイルのSIMカードであれば、ソフトバンクからSIMロックされている端末であっても使える場合があります。