アラブ・ノルマン時代の栄華の跡が色濃く残るシチリア北部の街、パレルモ。ノルマン王国のシチリア統治時代の建築物などが、2015年に世界遺産に新しく登録され今大注目の街です。 パレルモ市内では王宮や礼拝堂、教会など7か所が世界遺産に登録されています。中心部だけでも多くのスポットがありますが、せっかくパレルモまで来たらぜひ訪れて欲しいのが郊外にあるモンレアーレ大聖堂です。今回は、大聖堂へのアクセスから見どころまでたっぷりご紹介します。
パレルモからモンレアーレへの行き方

大聖堂があるモンレアーレは、パレルモの南西約7kmの場所にある人口約3万6千人の静かな街です。標高310mのカプート山の中腹にあり、遠くにパレルモの街と海が見える絶景スポットでもあります。 パレルモからモンレアーレへの行き方は、市バスや観光往復バスを利用します。インディペンデンツァ広場や、ポリテアマ広場、ノルマン王宮など、パレルモ市内からそれぞれ1時間に1本程度運行されています。所要時間は、インディペンデンツァ広場からなら30分程度です。またタクシーだとパレルモ駅からだいたい30ユーロくらいです。
モンレアーレ大聖堂、豪華な金色のモザイク画

モンレアーレ大聖堂は、シチリア・ノルマン王国第3代目グリエルモ2世によって建設されました。外観は重厚な造りで、2基の鐘楼塔が印象的です。 内装は外部とは一変して豪華絢爛、壁面を金箔のモザイク画が覆い尽くしています。この壁面のモザイク画は、それぞれ「アダムとイブ」「ノアの箱舟」「バベルの塔」など、聖書の物語が描かれています。天井近くには「全知全能の神キリスト」が大きく描かれ、ひときわ存在感を放っています。
モンレアーレ大聖堂に併設されているベネディクト派修道院の回廊

モンレアーレ大聖堂のドゥオーモの右側を抜けると、併設されているベネディクト派修道院の回廊に入ることができます。 面積およそ2200㎡、47m四方の回廊には228本の柱が2本1組で並んでいます。この柱には未装飾なものと、美しい幾何学模様のモザイク装飾が施されたものがあり交互に並んでいます。柱頭には繊細な装飾が施されていて、1本として同じデザインがないのだとか。一つ一つの柱をゆっくり見て回りたくなるほどの、素晴らしい回廊です。
パレルモに来たらぜひ訪れて欲しい、モンレアーレ大聖堂
モンレアーレ大聖堂の黄金のモザイク装飾は、面積が世界一大きいことでも有名。その豪華な装飾は、実際に見るとさらにその美しさに魅入ってしまいます。この素晴らしい世界遺産を見られるなら、パレルモからわざわざバスで来るのも納得です。もちろん、併設されている優美な回廊もお忘れなく。 大聖堂の中庭の先には展望庭園があり、パレルモの街が一望できます。人気の絶景スポットですので、内部の見学が終わったらこちらも立ち寄ってみてくださいね。






















