- カードローン借入をしている本人が亡くなった!
- 本人が死亡するとその後の返済はどうなる?
- カードローン借入の本人が返済不能になったら?
この記事では、このような悩み・疑問を解決していきます。
カードローンを利用している場合、毎月返済をしていくことになるわけですが、利用している本人が亡くなるなどして返済不能になったら、その借入はどうなるのでしょうか?
一切の返済義務がなくなるのであれば、そのままにしておけばいいので気にすることはないですが、残念ながらそういうわけではありません。
本人が死亡した場合、関係してくるのが『相続』です。
記事の目次
カードローン借入は負債として相続対象になる
相続と聞くと、亡くなった人の持っていたお金や土地など、資産だけを承継するイメージがあるかもしれませんが、相続は「資産」と「負債」の両方を承継します。
つまり、カードローン借入は負債になりますが、こちらも相続対象になるのです。
例えば、父親がカードローンを利用していて、借入残高が100万円ある状態で死亡したとします。
相続人が奥さんだった場合、100万円を返済する義務は奥さんに対して発生するのです。
相続は必ずしなければいけないのか?
「借金は必ず相続して返済する必要があるのか?」という点が気になるところですが、相続は放棄することも可能です。
お伝えしたように、相続は資産と負債の両方を承継します。
資産だけを相続して、負債は相続しない
できればそうしたいものですが、残念ながらそれは不可能です。
ですが、相続するかしないかを決めることはできるので、「100万円のカードローン借入(負債)があって、資産になるようなものはほとんどなかった…」というように、資産よりも負債の方が大きくて相続放棄をした方がメリットがあるケースは存在します。
相続放棄をすることで、カードローンの返済義務はなくなります。
本人が亡くなった場合、返済義務が発生するのは誰か?
カードローン借入をしている本人が亡くなった場合、誰に返済義務が発生するのか(誰が相続するのか)についてですが、これには2つのパターンがあります。
- 遺言がある場合
- 遺言がない場合
遺言がある場合は、その遺言の内容に従って相続を行うのでシンプルです。
ですが、急に亡くなったり、そもそも遺言が用意されていないなど、遺言が存在しない場合は、法律に従って相続する人が決定します。
これを『法定相続』と言います。
遺言がない場合の相続について
遺言がない場合の相続(法定相続)では、以下の順番で相続する人が決まります。
- 夫もしくは妻(配偶者)
- 子供
- 親
- 兄弟
例えばですが、父親であるAさんが亡くなったとします。
最初の相続対象はAさんの奥さん(妻)になります。
奥さんがいない場合、2番目の相続対象はAさんの子供になります。
子供がいない場合、3番目の相続対象はAさんの親になります。
親がいない場合、4番目の相続対象はAさんの兄弟になります。
相続放棄をする期限と注意点
上記で解説した順番で相続する人が決定するわけですが、カードローン借入の負債が資産よりも大きい場合などは、相続放棄をしたいと考えるのが自然ですよね。
ただ、相続は「相続すると知った時から3ヶ月以内」に行わなければいけません。
3ヶ月以内に、相続するのか・相続しないのかを選択する必要があるのですが、もし選択せずにそのままにしていた場合は、自動的に相続を承認したことになります。
また、相続放棄には注意点があります。
亡くなったAさんに奥さんがいて、奥さんが相続放棄をしたとします。
この場合、Aさんの子供に相続対象が移ります。
もちろん、Aさんの子供も相続放棄をすることが可能ですが、奥さんが相続放棄したことを子供に伝えておかないと、3ヶ月が経過して自動的に相続してしまった、、ということにもなりかねません。
親子間で相続放棄のことを知らないケースは滅多にないと思いますが、本人が兄弟と疎遠だったりすると、配偶者・子供・親が相続放棄をしていて、知らない間に大きな借金を返済することになっていた、という可能性はあるので注意が必要です。
カードローン借入の本人が死亡や返済不能になったらどうなる?のまとめ
この記事で解説した内容をまとめます。
- カードローン借入は負債として相続対象になる
- 相続するかしないかを決めることができる(相続放棄)
- 遺言がある場合とない場合とで相続対象は変わってくる
- 「相続すると知った時から3ヶ月以内」に相続するかしないかを決定する必要がある
- 相続放棄したことを次の相続対象者に伝えておかないと、大きな借金を抱える可能性がある
主に相続のことがテーマとなりましたが、本人が死亡した場合、この記事の内容を把握しておかないと、取り返しのつかないことになってしまう可能性だってあります。
「本人が亡くなったら何もせずにカードローン借入の返済義務がなくなる」なんてことはないので、注意してくださいね。



