舛添知事 弁護士などの選任「あさってまでには」

舛添知事 弁護士などの選任「あさってまでには」
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東京都の舛添知事は一連の政治資金を巡る問題で、弁護士などに委ねるとした調査について「あさってまでには選任できると思う」と述べ、今週中に弁護士などを選んで調査を始める考えを示しました。
東京都の舛添知事は、政治資金を使って家族で泊まったホテルの代金や私的な飲食費を支払っていたほか、多数の美術品なども購入していましたが、ホテルで開いたとされる会議の実態などさまざまな疑念について、これまで具体的な説明を一切行わず、弁護士など外部の専門家に調査を委ねるとしています。
舛添知事は23日午後、都庁で報道各社に対し「ご迷惑かけて申し訳ありません」と述べ、一連の問題について改めて陳謝しました。そのうえで「今、いろいろお願い中だが、あさっての水曜日までには選任できると思う」と述べ、今週中に弁護士などを選んで調査を始める考えを示しました。
舛添知事は、高額な海外出張費の問題や公用車で別荘に行っていた問題でも都民から批判の声が相次いでいて、先週20日までに都庁に寄せられた電話やメールはおよそ1万4800件に上り、政治資金に関するものが半数以上を占めているということです。
弁護士などによる調査について、舛添知事は来月1日から15日まで開かれる都議会の会期中には結果を公表したい意向ですが、さまざまな疑念に対してどのように答えるのか、説明責任が引き続き問われることになります。