インド版スペースシャトル 試験打ち上げに成功
k10010531981_201605231814_201605231814.mp4
インド政府は23日、将来の実用化を目指すインド版のスペースシャトルを初めて試験的に打ち上げることに成功したと発表し、宇宙分野の研究開発を一層進めていく方針を強調しました。
インド政府は23日午前7時(日本時間の午前10時半)、南部アンドラプラデシュ州の宇宙センターから、翼のついた「再使用型宇宙輸送機」と呼ぶインド版のスペースシャトルを初めて試験的に打ち上げることに成功したと発表しました。
打ち上げられたのは、早ければ10年後の実用化を目指している機体よりも小さい、全長6メートル余りの無人の試験機で、上空6万5000メートルに到達したあとインド洋の沖合に着水したということです。
これを受けてモディ首相はツイッターで、「国産のスペースシャトルの打ち上げは、わが国の科学者の努力のたまものだ」と述べ、宇宙分野の研究開発を一層進めていく方針を強調しました。
インドはおととし、アジアの国として初めて火星を回る軌道に探査機を投入することに成功するなど、技術力が向上しているうえ、欧米と比べて格段に低いコストで開発を進めていることでも知られています。
インド政府は、インド版のスペースシャトルについても、機体を再利用することで人工衛星の打ち上げコストを従来の10分の1に抑えられるとしていて、商業用衛星の打ち上げの国際的なニーズを取り込むねらいがあるとみられています。
打ち上げられたのは、早ければ10年後の実用化を目指している機体よりも小さい、全長6メートル余りの無人の試験機で、上空6万5000メートルに到達したあとインド洋の沖合に着水したということです。
これを受けてモディ首相はツイッターで、「国産のスペースシャトルの打ち上げは、わが国の科学者の努力のたまものだ」と述べ、宇宙分野の研究開発を一層進めていく方針を強調しました。
インドはおととし、アジアの国として初めて火星を回る軌道に探査機を投入することに成功するなど、技術力が向上しているうえ、欧米と比べて格段に低いコストで開発を進めていることでも知られています。
インド政府は、インド版のスペースシャトルについても、機体を再利用することで人工衛星の打ち上げコストを従来の10分の1に抑えられるとしていて、商業用衛星の打ち上げの国際的なニーズを取り込むねらいがあるとみられています。