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極右と左派が大接戦…不在者票焦点

 【ウィーン三木幸治】中東などからの難民・移民問題が争点となったオーストリア大統領選の決選投票が22日、投開票された。極右・自由党候補と左派・緑の党出身の候補の得票率にほとんど差がなく、当落が決まらない異例の大接戦となった。23日午後に不在者投票が集計され、結果が確定する。

     決選投票は、難民らの流入を拒絶する極右・自由党のホーファー国民議会議員(45)と難民保護を訴える左派・緑の党出身のファン・デア・ベレン元党首(72)の一騎打ち。ホーファー氏が欧州連合(EU)初の極右政党出身の大統領になるかが注目されている。

     オーストリア内務省によると、22日投票分の得票率は、ホーファー氏が51.9%、ファン・デア・ベレン氏は48.1%。ホーファー氏は同日、地元メディアに「長い間政治に携わっているが、こんな夜は初めてだ」と話し、ファン・デア・ベレン氏は「選挙が終われば、できる限り相手に協力するようにしたい」と述べた。

     オーストリアでは昨年、中東などから流入した約9万人が難民申請。経済低迷や失業率悪化などもあり、国民の反難民感情が強まっている。

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