「車を修理」うそで100万借金 巡査部長処分
うそをついて知人らから金を借りたとして、長野県警が、警察署で勤務する男性巡査部長(39)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分としていたことが分かった。
監察課によると、巡査部長は昨年3月から今年1月ごろまでの間、職務で知り合った十数人に「交通事故で車の修理が必要になった」とうそを言い、現金計100万円を借りたとされる。不審に思った知人が警察に相談して発覚した。処分は4月28日付。巡査部長は同日、依願退職した。県警は詐欺容疑で捜査したが、知人らに被害を申告する意思がなかったため立件しなかったという。巡査部長は「金は全て返した。パチンコで遊ぶための金が欲しかった」などと話したという。
同課は「関係する皆様と県民に申し訳ない。再発防止に向け、職員の指導教養を徹底する」とコメントした。【川辺和将】