僕の住む町には少しばかり変わった人が多い。
僕が初めてボコボコにされたのは小学生の時
その時の話はこちら↓
iyasaretaiazinori.hatenablog.com
なんというか、頭のネジがぶっ飛んでる人が多いのだ。
今はそうでもないだろうけど、治安も結構悪くて覚せい剤などで検挙された人も県内トップレベルだったし、中学校も荒れに荒れていた。
どんな風に荒れていたかというと、先輩が廊下を自転車でパトロールしたり、タバコを吸う人が一クラスに10人は最低でも居た。
そんな中で僕が小学生の時に恐れられていた女子高生が居た。そう、前回記事に書いた女子高生以外にも頭のネジがぶっ飛んでる人が僕の地元にはいたのだ。
どうしてこんなにもこの街には頭のネジがぶっ飛んでる人が多いのか。
僕の小学校の周りを自転車で徘徊していることが多く、僕達小学生は帰る時にいつもびくびくしながら帰っていた。もちろん集団下校だったのでそのリスクは低かったのだが、家に帰ってから外で遊ぶ時、この時が一番危険な時間帯である。
僕が遊ぶのは決まって小学校の校庭なのだが、この日は小学校のすぐ近くにある畑で四葉のクローバーを探していた。
あまりにも夢中になっていたからか女子高生が背後に迫っているのにまったく気づかなかった。
女子高生「ねぇ、ボク!」
僕「!?」
心臓が跳ね上がる。一瞬心臓が止まってしまうのではないだろうかと思うほどびっくりして、僕は恐る恐る振り返ると、そこには頭のネジがぶっ飛んだ女子高生が!
僕はめちゃくちゃ後悔した。こんなところで遊ばなければ良かったと。
女子高生「ねぇ、私と一緒にあそぼ・・・」
僕「あ、あ、あ、あ、あ、いや。そろそろ帰らないとお母さんに怒られるから、ご、ご、ごめんなさい」
そういって僕はダッシュで家へと帰ろうとするが、女子高生がそれを許さなかった。僕の服を掴み、離さない。
女子高生「いいじゃん。一緒に遊ぼうよ」
僕「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
僕はすでに半泣き。まだ何もされていないのにも関わらず、もはや恐怖が心を支配していた。
女子高生「ねぇ、キスしたことある???無いでしょ?してあげよっか」
僕「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
最早返答になって居ないのは勘弁して欲しい。当時の僕はひたすら謝りまくって許してもらおうとしたのだ。
それほどまでに当時小学生だった僕にとって女子高生とは恐怖の対象だったのだ。
女子高生「あはっあははははhhさっははははふぁおjふぉあjsふぉじゃ」
女子高生は何がそんなに面白いのか、笑っていた。僕の怯える姿が面白いのだろうか。
そして一通り笑い終えると女子高生は僕に無理やりキスをしてきた。
女子高生「あはっあははははhhさっははははふぁおjふぉあjsふぉじゃ」
女子高生は僕にキスをした後、またしても笑い始める。恐怖。ひたすら恐怖。それ以外の感想が思いつかない。
女子高生「また今度遊ぼうね・・・」
そういい残し、女子高生は自転車で去っていった。
二度と勘弁である・・・
女子高生から開放された僕は、どうしてこんなところで遊んでしまったのかと後悔し、涙しながら家へ帰る。
そして恐怖に心が支配されながら当時小学生の僕は思ったのだ。
これがファーストキスじゃなくて本当に良かった・・・と。