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フリーの定番テキストエディター「Mery」v2.5.0、正規表現エンジンに「Onigmo」を採用

「HTML Tidy」をHTML5対応版にするなどの改善も

「Mery」v2.5.0

 定番テキストエディター「Mery」の最新版v2.5.0が、15日に公開された。Windows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 本バージョンの主な変更点は、正規表現エンジンを「Oniguruma(鬼車)」から「Onigmo(鬼雲)」へと変更したこと。「Onigmo」は「Oniguruma」から派生した正規表現ライブラリで、「Perl 5.10」以降で新たに導入された正規表現が利用できるようになるなどのメリットを享受できる。

 また、内蔵の「HTML Tidy」がHTML5対応版へと更新された。「HTML Tidy」はHTMLドキュメントのエラー箇所を指摘したり、インデントや閉じタグを補って人間が見やすいように整形してくれるツール。最新版の「Mery」では、[ツール]−[HTML Tidy]メニューからドキュメントのエラーチェック機能と整形機能が利用できる。

正規表現エンジンに「Onigmo」を採用
内蔵の「HTML Tidy」がHTML5対応版へと更新

 そのほかにも、高DPIと“Per-Monitor DPI”(解像度の異なるマルチモニター環境下で各モニターの設定に応じたスケーリングを行う機能)関連の処理が刷新された。また、ウィンドウを左右に分割する機能や、書き換え禁止のときにタブに鍵マークを表示する機能といった新機能が追加されたほか、行切り取り・行コピーをはじめとする編集コマンドの拡充も行われている。

ソフトウェア情報

「Mery」
【著作権者】
Kuro 氏
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
2.5.0(16/05/15)