ここから本文です
最終更新:2016年5月16日(月) 3時55分

熊本市中心部に新たな活断層か、地面 5キロにわたりずれ

 広島大学の研究チームによって、熊本地震に伴い熊本市の中心部に新たな活断層とみられるずれが見つかったことが分かりました。

 「断層と平行に伸びてくる亀裂になっています」(広島大学 後藤秀昭准教授)

 アスファルトは割れ、地面の亀裂は家の敷地まで伸びています。広島大学の後藤秀昭准教授。活断層などに関する専門家で今回、甚大な被害に見舞われた熊本県内を調査しました。そこで、新たなことが分かったのです。

 「断層がこういう方向に北西、南東方向に並んでいる」(広島大学 後藤秀昭准教授)

 熊本市東区から中央区にかけての市街地で、およそ5キロにわたり活断層とみられる地表面のずれが2本見つかり、ずれに沿って調査したところアスファルトなどにおよそ20か所のひび割れがあることも分かりました。

 この地表面のずれは後藤准教授が衛星画像を解析し、現地調査をしたことで判明しました。後藤准教授が作成した図面では、活断層とみられる部分が線で示されています。地図と合わせてみると、県庁や観光名所の水前寺公園のすぐ近くを通っていることが分かります。水前寺公園といえば・・・。

 「池の底、白く浮き出ている部分が分かります。熊本地震の影響で湧き水が激減してしまい、今は通常の3割程度しか水がたまっていないということです」(記者)

 後藤准教授は「水位の低下と活断層には関連があるかもしれない」としています。今回の活断層とみられるずれは、16日の“本震”とされる地震を起こした布田川断層帯から少し離れていて研究グループは、今後、関連を4$Y$k$H$7$F$$$^$9!#!J16日00:45)

この記事の関連ニュース

2016年5月15日(日)のニュース一覧