避難所で糖尿病悪化を防ぐ指導 熊本
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一連の地震による避難生活が長期化するなか、熊本県内の各地の避難所では、医師などの医療チームが食事の偏りなどによる糖尿病の悪化を防ぐための指導を行っています。
「糖尿病サポートチーム」は、熊本県内の医師や看護師などが中心になって、土日などに各地の避難所で活動していて、15日は宇城市の避難所で専用のスペースを設けています。午前中から避難所で生活する人たちが訪れ、医師が専用の機器で血糖値や血圧を測定したり、糖尿病を悪化させないためのアドバイスをしたりしています。
チームではこれまで500人余りの相談を受け付けてきましたが、避難所での食事は量が不安定なうえ、パンやごはんなどの炭水化物の割合が多くなりがちなため、血糖値が上がったり、逆に下がりすぎたりする問題が見られたということです。このため、避難所では、パンやごはんなどはふだんどおりの量をゆっくりとかんで食べることや、できるだけこまめに水分をとることが大切だということです。
熊本中央病院の西田健朗医師は「地震直後と違って、今の避難所での生活は食事はふんだんに出るが、それにより血糖値が高くなる人が増えてくる。場合によっては食事は残して、運動を意識的にしてほしい」と話しています。
チームではこれまで500人余りの相談を受け付けてきましたが、避難所での食事は量が不安定なうえ、パンやごはんなどの炭水化物の割合が多くなりがちなため、血糖値が上がったり、逆に下がりすぎたりする問題が見られたということです。このため、避難所では、パンやごはんなどはふだんどおりの量をゆっくりとかんで食べることや、できるだけこまめに水分をとることが大切だということです。
熊本中央病院の西田健朗医師は「地震直後と違って、今の避難所での生活は食事はふんだんに出るが、それにより血糖値が高くなる人が増えてくる。場合によっては食事は残して、運動を意識的にしてほしい」と話しています。