腸内には「デブ菌」と「ヤセ菌」がいる!
「デブ菌」とは
腸の研究で有名な順天堂大学の小林教授によれば、「デブ菌」は悪玉菌の仲間で腸内で有害物質を作り出します。有害物質を含んだ血液はドロドロとしていて浸透圧が低いため細胞の中まで入りにくく、結果として内臓脂肪や皮下脂肪に向かい、血液中の栄養が脂肪として取り込まれてしまうのだそう。
「痩せる腸内細菌」とは
「痩せる腸内細菌」は、腸の状態を良い状態に保ち、働きを向上させて、栄養の消化・吸収、老廃物や有害物質の排出をスムーズに保つため、吸収されやすい状態の栄養分を血液に送り込みます。サラサラの血液は、全身の細胞に酸素と栄養を届け、結果として代謝のよいヤセ体質になるのだそうです。
腸内細菌には、必要のないものを溜め込んでしまう「デブ菌」と、健康な体をつくるために働く「ヤセ菌」(バクテロイデーテス)という2つの菌群に分けられ、問題なのはその比率。理想は「デブ菌」と「ヤセ菌」の比率が4:6ですが、「デブ菌」の比率が増えると肥満につながってしまう可能性が高いとのこと。
デブ菌についてさらに詳しく説明
俗称「デブ菌」とは、消化されたものを体内に溜め込んでしまう菌・ファーミキューテスのこと。
腸内細菌が肥満の原因になる
肥満の原因として食べ過ぎや運動不足以外のもう一つの原因は「腸内細菌」。腸内細菌とは、腸の中にいる大量の細菌で、良い菌や悪い菌、どっちつかずの菌などいろいろなものがいて、個人個人で環境は違います。
人間の体は食べたものの栄養や水分の80%を小腸で吸収して栄養を補い、吸収されなかったものが大腸を通って排泄される仕組みになっています。しかし腸に「デブ菌」がたくさんいると、体に必要ないものまで吸収し、に溜め込んでしまうのです。
この俗称「デブ菌」は肥満の人ほど多いことが明らかになっています。つまり肥満な人ほど「ヤセ菌」より「デブ菌」が多いということが明らかになったということです。理想は「デブ菌」と「ヤセ菌」の比率が4:6です。
どうすれば腸内環境を整えられるのか?
ヨーグルトを食べる
寝る1時間前にヨーグルトを食べる
腸の働きは副交感神経が司っているため、夜に向かって副交感神経の活動と共に、動きが活発になります。副交感神経は、午前0時をピークに働きが高まるため、その時間帯に善玉菌をサポートする乳酸菌を届けておくことで、腸のスムーズな活動をサポートしてくれます。 食後のデザートとして食べるより、寝る1時間前に200gを目安に食べるほうが効果的です。
毎晩ヨーグルトを食べる
食べた乳酸菌などの善玉菌は腸内に住み着くことはできません。明治の研究でも、ヨーグルトによって改善された腸内環境は、食べるのを止めると元に戻ってしまうことがわかっているそうですから、毎日食べましょう!
フルーツ+ハチミツと一緒にヨーグルトを食べる
ヨーグルト効果を一層高めたいなら、ヨーグルトに足りない善玉菌のエサとなる食物繊維とビタミンCの含まれたフルーツとハチミツと一緒に摂るのがおすすめ。ハチミツには、善玉菌のエサとなるオリゴ糖や整腸作用のあるグルコン酸が含まれていて◎。
空腹時にヨーグルトを食べる
空腹時に食べた方が腸まで乳酸菌が届きやすく、腸内環境の改善に効果的。
毎日ヨーグルトを食べる習慣を!
乳酸菌は、腸内に住み着いている善玉菌と共に働くことで、腸内環境を改善する効果が認められています。が、乳酸菌は腸内に住み着くことはできません。明治による実験でも、ヨーグルトの摂取で改善した腸内環境は、摂取しなくなると元に戻ってしまうことが明らかになっています。なので毎日食べる習慣をつけましょう!
酵素を含む食品を多く摂る
・「痩せ菌」を増やすには、酵素を含む食品を多く摂ると良いとされています。
・酵素は生の野菜やフルーツに多く含まれています。
・生野菜や果物などを生のまま丸ごと食べると酵素をたくさん摂取することができます。
・熱処理されてない生のはちみつとオリーブオイル(エクストラバージンオイル)や発酵食品も酵素が豊富な食品です。
納豆、味噌なその発酵食品にも酵素が入っています。毎朝、納豆&味噌汁を食べれば酵素を摂取できる!お手軽ですね!
さあ、今日から腸に良い食生活を始めましょう!