乗用車を手放して1年ほど経過した。
ずぼらなため、かつてはお金の収支を記録していなかった。手放してみて出ていくものがずいぶん減ったなとふと感じるようになり、計算してみたら大きかった。
かつての維持費
10年ものの軽自動車だった。
1年で発生する費用を試算する。
駐車場代
持ち家の敷地に停めていたので発生せず
安くて数千円、高くて7~8万はかかるらしい。かつてアパート暮らしだった際は1台分で5000円だった。これは安いほうだろう。
ガソリン代
月4000円×12=48000円
燃費は1Lで15km程度、冬場は大きく下がってしまう。最近はガソリンが安い。1L100円で計算している。月平均で600kmは走行していた。
洗車代
月300円×12=3600円
近所の洗車場で。
マメに洗う人やワックスをかける人は、もっと支出が増えるだろう。
メンテナンス代
半年で10000円×2=20000円
オイルやエレメント交換、タイミングベルトやタイヤ、ワイパーの交換など通算するとこれくらいの出費になる。
自動車税
1年で29500円
軽自動車で最安でもこの出費。
1000cc超~1500cc以下=34500円
1500cc超~2000cc=39500円
排気量が増えるほど税金は高くなる。
※H28/5/15時点
車検代
2年で7万円÷2=35000円
他のサイトを巡ると10万円程度かかるという記載を散見するが、僕はかつて支払っていたのは約7万円だった。10年を経過し、ガタがきていた部分もあるので、使い続けたら車検代も増していったと思われる。
自賠責保険
1年で15000円
一括で支払うので出費の実感が薄れてしまうが、払っている金額はそれなりだった。
車両代
新車購入時100万円÷10(乗った期間)=1年で100000円
ここを維持費に含めるか迷ったが、結局は出費しているということで計上した。1年間で10万円も発生しているとは...。
1年間で自動車にかかっていた金額
251100円
僕が今までかかった費用の概算ので、あくまでも参考値。それにしても、結構な額になったな。月に25000円は支出しているという結果に。ガソリン代がでかいなぁ。
駐車場代なし、軽自動車で税金や車検代が安く、燃費もそれなり。それでもこれだけのお金が出ていく。自動車の維持費というのはいかに馬鹿にならないかということがわかる。普通乗用車持ちは、この倍かかってもおかしくないんじゃないかな。
用途
どのように使ってきたかを振り返る。
買い物
近所のスーパーに行くにも使っていた。2Lのペットボトルや多くの食材を買い込む際にも運搬に便利で、ちょっとした家具を運ぶ際には必須だった。
通勤
駐車場が広いため、雨天時や冬場などは悠々自適に通勤していた。まぁまぁ楽ちんだったなぁという印象。車で出社しているひとが5割以上を占めている。
デート・交友
外食するにも映画を観に行くにも少し遠出するにも必須だった。助手席に彼女を載せてね。友人と気軽に遊びに行くときにも重宝。
車を手放してから
買い物
リュックを背負って自転車で。7~8万のマウンテンバイクを足代わりにして、脚力を頼りに買い出し。牛乳を3本買ったときなどは、帰り道は重装備で気合が入る。冬場はスパイクタイヤを装着して圧雪路面を走行する。ぬかるんだ時は自転車を担いで走破。気分はレンジャーだ。
家具や大型の物品は、主にAmazonで購入。送料もかからないし、家までとどけてくれるので便利。自転車で大抵のことは事足りるが、こればっかりは物理的に難しい。車持ちに助力を請うこともある。
通勤
自転車で。冬も前述のとおりスパイクタイヤで気合で乗り切る。車通勤と比べると体力の消耗具合が段違いだが、まだ40歳にもなってないのに根を上げるには早すぎる。体力増進・健康維持のためにも継続する。ちなみに距離は10km弱。
デート・交友
彼女と別れたため不要。もともと出不精でインターネットとPC、ロードバイクと己の脚さえあれば人生を謳歌できる気質のため、困ることはなかった。車を持つことはしばらくないので、「車を持ってない人とはお付き合いは無理」というような異性と長期的にお付き合いすることは無理。
友人とも四半期にいちど我が家で酒盛りするくらいのお付き合いであるため、基本的に困ることは無い。いざとなれば友人が車を出し、載せてもらったら交通費にあたる部分を金銭で補完する。
浮いたお金(+α含む)
車代
251100円
タバコ代
1日1箱=460円
460×30(日)=13800円
13800×12=165600円
酒代
1日1000円(おつまとお付き合い含む)
1000×30=30000円
30000×12=360000円
トータル
251100+165600+360000=776700円
ここ最近で減った出費は、なんと年間で77万円を超えていた。給料は変わらないため、楽になったのもうなずける。月の出費でいうと65000円弱が浮いているのだ。
車にかかる出費をテーマにしようと考えていたのに、酒代がものすごい金額になっていて自分でも引いてしまった。楽しみは失ったけど、止めてよかった(笑)お酒を止めたら軽自動車が1台維持できるんだな。
今後のこと
車が金を食うということ、現在のライフスタイルで無理に購入・維持するものでもないということが理解できた。しかし、このまま車なしで生活できるかといえば、そんなことはない。というのも、両親が年老いた際の買い物の援助であるとかその他交通にかかる支援ができなくなってしまうのが致命的である。
危惧しているのはこの部分だけ。これは将来的にどうにかしたい。両親が載っている車が健在であれば、ローンを引き継ぐなどして支援用に僕が所有しても良いのだが、そうでなければ送迎に便利な車両を購入しておく必要があるのかなと。そのような将来のために少しでも貯蓄して、備えをしておきたい。
車の維持費と持たなくても生活できる点についてことさらにメリットを語ったように見えるかもしれないが、地域特性や職業柄、どうしても車を持たないと生活に困る方はあろう。いわんや、小さなお子さんを持つファミリーをや。であれば、大きな出費を鑑みてほかの出費をいかに抑えるかなどを思案して、少しでも生活が楽になるよう工夫する必要があるのではないかね。
現在はかなり出費が減っていることを知ったので、食事の内容を豪華にしていこうかと考えている。これくらいは楽しみにないとね。外食は車がないので遠出できず、行かない。