錦織 ジョコビッチに敗れ 決勝進出ならず

テニスの錦織圭選手が14日、イタリアのローマで行われているマスターズ大会の男子シングルス準決勝で、世界王者のノバク・ジョコビッチ選手にセットカウント1対2で敗れ、決勝進出はなりませんでした。
この大会は、四大大会に次ぐ格付けでトップ選手がそろって出場する「マスターズ大会」の1つで、世界ランキング6位の錦織選手は、マスターズ大会初優勝を目指し、ジョコビッチ選手との準決勝に臨みました。
ジョコビッチ選手とは、これまで10回対戦して2勝8敗と大きく負け越し、今シーズンはすでに3回戦っていずれもストレートで敗れています。
4回目の対戦は、第1セット、錦織選手がラリー戦から得意のドロップショットや好調のバックハンドの鋭いショットを決め、サービスゲームを2つブレークするなど6ー2で取り、ジョコビッチ選手から今シーズン初めてセットを奪いました。
第2セットは4ー6で落とし、最終の第3セットは、第2ゲームでサービスゲームを奪われましたが、粘りのプレーを見せて第7ゲームで奪い返し、タイブレークに持ち込みました。
タイブレークでもジョコビッチ選手を追い込みましたが、ミスも出て世界王者の壁は崩せず、このセットを6ー7で落とし、錦織選手はセットカウント1対2で敗れて決勝進出はなりませんでした。