火山
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雪と氷河に覆われた南極近くの無人島で60年ぶりの大噴火「衛星は見ていた!」

 南米大陸と南極大陸の間の南大西洋に位置する英領ブリストル島の火山が、先月下旬から今月初めにかけて、60年ぶりに大噴火した。雪と氷河に覆われた無人島のため、目撃者は誰もいないが、地球観測衛星だけがその噴火をとらえていた。

 

 米地質調査所(USGS)の観測衛星ランドサット8号は、4月24日と5月1日の二度にわたって、サウス・サンドウィッチ諸島のブリストル島から白い噴煙が立ち上るようすを観測した。

 

 ブリストル島は幅12キロ、長さ14キロにわたる長方形をしており、表面を雪と氷河が覆う無人島だ。

 

 海抜1100メートルのスラバヤ火山は、溶岩と火山灰が積み重なってできた成層火山で、記録では1956年の噴火が最後だ。

 

 米航空宇宙局(NASA)とUSGSが公開した上空からの衛星画像では、青白く見える噴煙の間に、赤い溶岩が覗いていて、色のコントラストが大変美しい。

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