豪華寝台列車の旅　３泊４日１人９５万円

　ＪＲ東日本は１０日、来春にデビューさせるツアー専用の豪華寝台列車「トランスイート四季島」の運行計画の概要を発表した。１番列車は２０１７年５月１日出発となり、１人当たりの最高料金は３泊４日９５万円（税込み）。１回の募集定員も３４人に限定し、「旅の醍醐味（だいごみ）を味わってもらいたい」（冨田哲郎社長）という。

　同社によると、旅行ツアーは東京・上野駅発着で２種類あり、それぞれ３種類の客室タイプを選ぶことができる。日光・函館・青森などをめぐる３泊４日のツアーは、最低価格が７５万円で最高は９５万円。山梨・会津などをめぐる１泊２日のツアーは３２万から４５万円。現時点で計１１回のツアー実施が１７年５、６月に予定されている。募集の締め切りは１６年６月３０日。

　各停車地での観光にも豪華さを演出。日光東照宮での特別祈とうや山形・あつみ温泉での朝風呂体験などを用意するほか、篠ノ井線姨捨駅には特設夜景バーを開く。冨田社長は「非日常空間で上質なおもてなしをしたい」とアピールしている。【高橋昌紀】