この記事を甲殻類アレルギーという、
特殊能力を持つ全てのひとびとに捧げる(小説風)
- 甲殻類アレルギーのパワーをご覧に入れて差し上げますよ
- 序の口:『かっぱえびせん』にはエビが入っている
- 楽勝:青椒肉絲(チンジャオロースー)にはオイスターソースが入っている
- 難関:おやつのカールには魚介エキスパウダーが入っている
- 超難関:醤油にはほたてエキスが入っている
- ぼくの甲殻類エネルギーアレルギーは日々パワーアップしている
甲殻類アレルギーのパワーをご覧に入れて差し上げますよ
「ぼくは甲殻類アレルギー持ちなんです」
・・・ということをカミングアウトすると、たま〜に「んなことないでしょう笑」という反応を見せる人がいる。
「いや、ンなことありますから!!(怒)」ということを言いたくなるが、それを言ったところで何も事態は好転しないもの。
今日はそんな、「甲殻類アレルギーなんてあるわけない」と思っている輩に、ぼくの中にある甲殻類エネルギーアレルギーが、どれほどのものか事例を交えてご紹介しよう。
我ながら衝撃の事例だ。
自信あり。
そして、この事例は、幾人かの甲殻類アレルギー持ちの人に、不都合な真実を伝えることになるのかもしれない。
序の口:『かっぱえびせん』にはエビが入っている
まずは序の口。
ご存知、かっぱえびせんだ。
言うまでもない、エビが入っている。
サイトから画像を拝借して紹介するまでもないが、一応、根拠として提示しておく(緑色参照)。
ただ、自分でも不思議なんだけど、昔は食べれてたんだな。
アレルギーを自覚した途端、全く食べられなくなった。
楽勝:青椒肉絲(チンジャオロースー)にはオイスターソースが入っている
これも甲殻類アレルギーの人たちなら楽勝だろう。
中華にはオイスターソースという、カキを主原料とする調味料が含まれているケースが多い。
青椒肉絲も例外ではない。
これまた根拠として、画像を拝借しておく。(緑色参照)
レストランや家庭でこの料理が作られていた場合、家に入った瞬間に嗅覚が見事に働いて危険を察知、ぼくら甲殻類アレルギー持ちの身を守ってくれる。
もし、自分が甲殻類アレルギーという人で、青椒肉絲の料理の場面に出くわしても、嗅覚が何の危険藻告げないのであれば、、、その人は甲殻類アレルギーではない可能性があるw
難関:おやつのカールには魚介エキスパウダーが入っている
さあ、勝負はこっからだ。
次はおやつのカール。
そう、あのカールだ。
信じられないのも無理はない。
これはなかなかの強敵で、甲殻類アレルギーの嗅覚をすり抜けてくる。
結果、ぼくも少し前まで大好きだったんだ(過去形)。
特に、カレー味が好きだった。
だから、よく妻とオランジーナを片手に、カール(カレー味)をパクパクしながらドラマを見ていた。
でも、なんでだろう、あるとき、急にぼくの甲殻類アレルギーパワーが鋭く反応した。
口の中でカールが溶けるときに微かに香った貝の風味。
逃がさなかった。
そこに魚介エキスパウダーがあることを。
この話、嘘だと思うなら、今、その手元にあるカールの袋の後ろの成分表を見てくれ。(緑色参照)
残念ながら勝負・・・あったなニヤリ
え?
「魚介エキスというのは、別に甲殻類っていうわけじゃないだろ?」だと?
うむ、いい指摘だ。
ぼくもそう思いたかったよ。
だが、真実はあまりにも残酷で、不都合だ。
カッコの中に普通に「かに・えびを含む」と書かれているんだから。
嗚呼。
ぼくの人生で、カールを食べることは、もう、ないのだろう。
なんて突然の幕切れなんだ。
さらば、カール。
機会があれば・・・また会おう涙
超難関:醤油にはほたてエキスが入っている
醤油にほたてエキス?!
次、今のところ、ぼくの人生ではラスボス級の相手だ。
醤油。
そう、和食界のレジェンド、醤油だ。
信じられないかもしれないが、醤油にもほたてエキスが入っている。
正確に言えば、入っていない商品もあるが、入っている商品が、確かに、存在する。
論より証拠。
・・・驚くなよ。
見た?
緑色をしっかり見たか?
同ページのアレルギー情報にはこう書いてある。
えび、かに、あわび・・・
ん?!
ありゃ?
・・・ホタテが入っていない?!
おっとっと、これは非常に危険だ!
ホタテって貝だろ?
だとすると、この醤油の成分表記、甲殻類アレルギーの対象が入ってるにもかかわらず、注意喚起がなされていないぞ!
気をつけろ!!
そして、キッコーマン様、た、頼むぜ・・・!
ぼくが醤油にほたてエキス有と気付いた食事は醤油ご飯
しかし、それにしても。
この「キッコーマン だししょうゆ こい色しょうゆ仕立て」に秘められたホタテエキスの罠に気付いたぼくの甲殻類エネルギーアレルギーのパワー。
すごいだろ?
え、
「すごいのは分かったけど、どうやって突き止めたかって?」
そんなのことを聞くのか・・・。
でも素朴で素晴らしい質問だ。
経緯も交えて答えよう。
確かに、ぼくも醤油は以前から全く問題ないと思っていた。
だから、30年間くらいは普通に口に入れていただろう。
ところが・・・
ある日、家に野菜、いわゆる副食がなかったときのこと。
ぼくは無性に白いご飯にかつお節を乗せて。そこに醤油を垂らして食べたくなったんだ。
あるだろう、あなたにも、こんな経験。
そして、何口目だろうか。
パクパク食べているそのとき、ぼくの中の甲殻類アレルギーが何かを察知した。
あのときの違和感は、筆舌に評しがたい。
「あれ・・・これはひょっとして?」
慌てて、醤油の容器を裏返してみる。
んー、ん?
オイ!!!
とまあ、こういうわけだ。
我が家の醤油のレギュラーが変わった
いずれにせよ、我が家の醤油のレギュラーは交代した。
さらば、キッコーマン。
こんにちは、ヤマサ。
こちらからは以上だ。
ぼくの甲殻類エネルギーアレルギーは日々パワーアップしている
この記事を甲殻類アレルギーという特殊能力を持つ全ての人に捧げる。
この記事が、甲殻類アレルギーを持つ全ての人に貢献しますように。
ほんだらのー!