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ロンドン市長にカーン氏 イスラム教徒で非富裕層

ロンドン市長に当選したサディク・カーン氏=ロンドンで2016年5月7日、AP

イスラム教徒市長は欧州の主要都市で初

 【ロンドン矢野純一】英国で5日行われた統一地方選挙で7日、ロンドン市長にイスラム教徒で人権派弁護士の労働党議員、サディク・カーン氏(45)が当選した。ロイター通信によると、イスラム教徒の市長誕生は欧州の主要都市で初となる。

     市長選はカーン氏と保守党議員のザック・ゴールドスミス氏(41)の事実上の一騎打ち。カーン氏の父はパキスタンからの移民で元バス運転手。低所得者向けの公営住宅で育ち大学卒業後、人権派弁護士として活躍していた。一方、ゴールドスミス氏は資産家出身で、保守党のボリス・ジョンソン市長(51)の後押しを受けていた。

     6月に離脱の是非を問う国民投票が行われる欧州連合(EU)問題は争点にはなっておらず、高騰する住宅問題などが争点だった。保守党側が、イスラム教徒という理由でカーン氏とイスラム過激派を結びつけるような主張を展開し、物議を醸していた。

     カーン氏は当選発表後、「ロンドン市民が分裂よりも結束を選んだことを誇りに思う」と述べた。英メディアによると、富裕層出身ではない人物がロンドン市長になるのも初めて。

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