昨日4月28日はデジタル一眼レフカメラの発売ラッシュでした。キヤノンからはフラッグシップEOS-1D X Mark IIが、ニコンからは待望のAPS-CフラッグシップD500が、そしてリコーイメージングからはKマウント初のフルサイズデジタル一眼レフK-1が発売になっています。私がずっと待ち望んでいたのはもちろんPENTAX K-1です。もはやここまでの道のりを繰り返すことはしませんが、とにかく開発発表から1年3ヶ月、詳細発表から2ヶ月ちょっと待ちに待って、ようやくK-1が私の手元までやってきました。
長らく待たされている間に、細かい部分に至るまで既に山ほど情報が出回っており、新鮮味があるようなないような不思議な感覚で箱を開けました。
開封!
購入したお店はヨドバシ.comです。確実に発売日当日中に配達されるという実績から、値段等は見ずに発表当日にすぐに発注を入れておいたもの。せっかく東京で暮らしているのだから店頭受け取りにすればより確実だったのですが。
何はともあれ、届いた大きな段ボール箱から出てきたのはこの二つです。K-1ボディの箱よりもDFA15-30mmの箱のほうが巨大なのは意外でした。
K-1の箱を開けてみましょう。いきなりリコーイメージングからのメッセージが書かれています。と言ってもK-1用のスペシャル版ではなくK-3 IIにも同じようなことが書いてあったと思います。
さらに開けるとそこは昔ながらのカメラの梱包状態。段ボールの間仕切りにプチプチでくるまれたボディと付属品。Appleを見習ってパッケージに凝ったカメラもボチボチ出てきましたが、PENTAX機はこれでいいんです。
背面も眺めておきましょう。特徴的なバリアングル機構で遊ぶのは後にして、まずは初期設定を確認。いくつか自分好みにカスタマイズしておきます。
- 記録はRAW+で、スロット1にRAW、スロット2にJPEG記録
- JPEG記録はSサイズに変更
- RAWの形式をDNGに変更
- AF合焦音をオフに、その他の音もボリュームは最低に変更
- Avモード時、前ダイヤルはISO設定に割り当て
- Tvモード時、後ダイヤルはISO設定に割り当て
- ファインダー内表示のスポット測光フレームをオフ
- ライブビュー時のグリッド表示は対角線入りに変更
- ガイド表示(露出モード変更時のガイド)をオフ
- クイック拡大を4Xに設定
- 照明設定(操作部アシストライト)を全てオン
- Wi-FiとGPSのインジケータランプの照度を最低に変更
- ファイル名の先頭4文字をカスタマイズ
とりあえず今のところはこんな感じです。その他は使い込むうちに微調整をして行くことになるかと思います。
マウントはおなじみのKマウント。一時は電磁絞り用の新接点が追加されたんじゃないか?という噂もありましたが特にマウントの仕様に変更はないようです。
それよりもマウント内径一杯の大きなミラーが良いですね。これぞフルサイズの証です。そのうちセンサーの姿も拝んでみましょう。
通常新品ボディに標準されているのは、白くて薄いただ被せるだけのマウントキャップなのですが、K-1にはちゃんとしたマウントキャップが付いていました。しかも従来品と違って新型になっています。特に機能に差はありません。違うのは見た目だけ(のはず)。
K-1に付属のストラップはこんな落ち着いたデザインのものでした。PENTAXは伝統的にストラップに機種名は入っていません。それでも私は標準添付のストラップは使わないようにしていたのですが、とりあえずしばらくはこれを付けておこうと思います。薄手でやや頼りないですが、裏側の滑り止めもしっかりしていて柔らかいところは好みに合っています。
さて、次はレンズ。今回K-1と同時に入手したのは標準ズームを差し置いて広角ズームのHD D FA15-30mmF2.8ED SDM WRです。
箱が大きかったのはちゃんと理由があって、それは本体が巨大だから。いやいや、CP+で実物に触ったはずですがこんなにデカかったっけ?というくらい大きいです。
従来のPENTAX仕様のポーチが付いてきます。サイズ的にこの大きさのレンズは今までなかったはずなので、このレンズ用の新型かも。
それから、レンズのフロントキャップは被せ式になっています。FA Limitedレンズみたいですが金属製ではなくプラスチック製。一応表側にPENTAXロゴはついています。
ズーミングによってフードの内側で前玉が動きます。上がワイド端15mmのとき、下がテレ端30mmの場合。フードは固定式ですので最終的にズーミングによる全長変動はありません。
そして前玉はかなりの出目金レンズでフィルターは付けられません。
そして実は実物を買ってから気がついたのですが、この15-30mmはピントリングの回転方向がPENTAX純正と逆回転になっています。どうやら今のところこのレンズだけらしく、同じくタムロン製と思われるHD D FA24-70mmF2.8ED SDM WRは純正と同じ回転方向だとか。
ちなみにズームリングは純正と同じなのでホッとしました。これが逆だとちょっと厳しいです。ピントリングはMFを頻繁に使う人には気になるところだと思いますが、私は今のところAFに頼り切りなので実用上は問題ありません。が、こういうのは気持ち悪いですね。
OEMベースでレンズを出すことについては、現状を鑑みて仕方ない部分がありますし、特にどうとも思っていなかったのですが、こうなるとやや心配というか、やっぱりレンズは自社開発するべきじゃないの?と思ってしまいました。
さて気を取り直して、K-1にDFA15-30mmを取り付けてみました。こんな感じになります。レンズが巨大だとは言ってもボディとのバランスはそんなに悪くありません。K-1はフルサイズとしては小さい方ですが、一般的には大きなカメラに属しますから。
この組み合わせで重量は2kgを越えますので、手にするとさすがにずっしりきます。また、レンズの鏡胴が太いのでレンズを鷲づかみにしても何となく落ち着きません。グリップかストラップをしっかり持つ必要があります。
ちなみに超広角と言うこともあるのですが、AFは立ち上がりのレスポンスも良く、駆動もスムースで無音。ズームリングは重たいほうだと思いますが、このくらい粘る方が好みです実際に使いやすいと思います。
標準域をカバーする3本のFA Limitedレンズも付けてみました。上からFA31mmF1.8AL、FA43mmF1.9、FA77mmF1.8です。ブラックボディにシルバーレンズの組み合わせは悪くありません(よね?)。
ボディ駆動のAFはそれなりに賑やかですが、ボディも大きくて重たく、レンズ側も金属鏡胴のためか、そんなに耳障りではありません。それにK-3 IIなどと比べてボディ駆動AFも一段と速くなってるようにも感じます。これらのレンズに関してはあとは精度がやや心配なところ。追々確かめていきたいと思います。
もちろん、これ以外にも何本かレンズを持っています。DFA150-450mmとか、FA50mmF1.4とか、DAレンズも是非使ってみたいところ。それも追々試していこうと思います。そしてレンズラインナップをどうするのが良いか、考えていきたいと思います。
その他の撮影結果はまた後日エントリーします。
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