逮捕前に笠原元投手 賭博に関わったいきさつ語る

逮捕前に笠原元投手 賭博に関わったいきさつ語る
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巨人の笠原将生元投手は警視庁に逮捕される前、NHKの取材に対し、野球賭博に関わり、のめり込んでいったいきさつについて語っていました。
笠原元投手は、3年前の平成25年10月、のちに野球協約における「野球賭博常習者」と判明する知り合いで、自称、無職の斉藤聡容疑者と知り合い、金銭を賭けてゴルフやマージャンをするうちに、おととし4月ごろ、野球賭博をするようになったと明かしました。
笠原元投手は「さまざまな賭け事の延長で軽い気持ちで野球賭博をやってしまった。遊びの感覚であり、いけないことだという自覚はなかった」と話しました。そして、野球賭博を途中でやめようと思わなかったのかという問いに対して、笠原元投手は「一番はバレないという気持ちがあって、やってしまった。依存というか、やめられなかったというか、ある程度、どっちのチームが勝つとか、野球のことを人より知っていたから続けたと思います」と、賭博にのめり込んでいったと話していました。
さらに笠原元投手は、高木京介元投手や松本竜也元投手を賭博に誘ったいきさつについて、「ロッカールームで賭けに使うハンデ表を見ていたら、高木元投手が『自分もやっていいか』と聞いてきたので誘った。松本元投手は賭けトランプの負けを取り返す方法を聞いてきたので野球賭博を教えた」と話しました。
一方、チームが負けるようにプレーする八百長の疑いや、暴力団関係者との交際については「一切ない」と答えました。
そのうえで、野球賭博に関わったことについて笠原元投手は「ファンや野球関係者の皆様を裏切ってしまい、大変申し訳ない」と謝罪していました。