布絵本を知っていますか?
布絵本は、赤ちゃん用おもちゃの定番で、見て良し、触って良し、かじって良しという特徴から、知育玩具としても活用されています。
このページでは、布絵本の概要と対象年齢、月齢ごとの遊び方と知育効果、手作りの方法について紹介します。
布絵本とは
布絵本とは、パパママが赤ちゃんに「読み聞かせる」のではなく、赤ちゃんが自発的に「見たり触ったりして遊ぶ」ための絵本です。
紙製の絵本に比べて文字が少なく、代わりに、赤ちゃんが興味をそそられるカラフルな絵柄や楽しい仕掛けがたくさんあります。
布絵本という名前ですが、布以外にも、オーガニックコットン、フェルト、ナイロン、サテン、ポリエステルなど色々な素材の布絵本が販売されており、触感を楽しむこともできます。
いずれの素材も柔らかいのでケガの心配はなく、なめたり食べたりしても安全ですし、手洗いできるので衛生的です。
対象年齢
生後0歳0ヶ月(新生児)から渡せます。
しかし、実際に赤ちゃんが興味を示して遊ぶようになるのは、首がしっかりし、手足が動かせるようになる生後3ヶ月頃からです。
布絵本の月齢ごとの遊び方と知育効果
布絵本の遊び方と知育効果は、月齢によって変化していきます。
生後0歳0ヶ月(新生児)~生後1ヶ月まで
生まれたての赤ちゃんは、視力が低く視界も狭い上、自力で手足を動かすこともできません。
しかし、触覚は発達しているので、布絵本を肌に当てて形や触り心地を確認させることで、脳に刺激を送ることができます。
また、手の平に触れさせることで、把握反射(手の平に触れた物をギュッと握る原子反射)を起こすことも可能です。
生後2ヶ月~生後4ヶ月
赤ちゃんは、首がしっかりして、手足も自由に動かせるようになると、布絵本を掴んだり、なめたり、口に入れたりして遊びながら、形や触り心地を確認するようになります。
遊びながらの確認作業は、赤ちゃんの物の性質を見極める力を育んでいきます。
生後5ヶ月~生後8ヶ月
生後5ヶ月頃から、「めくる」動作を覚える赤ちゃんが出てきます。
最初は何ページもまとめてめくりますが、繰り返すうちに1ページずつ器用にめくれるようになります。
慣れてくると、紙製の絵本や雑誌をめくるのも上手になっていきます。
生後9ヶ月~
生後9ヶ月頃の赤ちゃんは、布絵本の絵柄や色を指差すようになるので、名前や色を教え始めましょう。
指さした物のことを教えることで、物と言葉を関連付けられるようになります。
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布絵本を手作りする方法
布絵本は、おもちゃ屋さんやネットショップで色々な種類が販売されていますが、手作りすることもできます。
手作りのおもちゃを赤ちゃんに渡してあげるのは、パパママ、赤ちゃんの両方にとって良い思い出になりますし、赤ちゃんが喜ぶ顔を見た時の嬉しさも格別です。
ここでは、フェルト製の布絵本を手作りする方法について紹介します。
フェルトは、縫いやすいので、裁縫初心者でも簡単に布絵本を手作りできます。
布絵本を手作りするために準備する物
- ページ用のフェルト:20cm×20cmを10枚程度
- 絵柄用のフェルト:数枚(赤ちゃんの興味を引きやすい原色系のフェルトがおすすめ)
- 装飾用のアクセサリー:数個(ボタン、鈴、軽めのキーホルダーなど)
- 刺繍用の糸:1巻
布絵本を手作りする手順
- ページ用のフェルトに絵柄用のフェルトを縫い付ける
- アクセサリーを縫い付ける
- 各ページを縫い付ける
- 中心を縫い止めて完成
動物、原色の模様、数字とそれを表す絵柄などを縫い付けておくと、指差しが始まった時に活用できるのでおすすめです。
音の出るアクセサリーは、赤ちゃんの関心を引くのに効果的ですが、アクセサリーによっては、縫い付けると凸凹ができるので、絵柄用のフェルトを先に縫い付けておきましょう。
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