九州新幹線 全線で運転再開 熊本地震から13日ぶりに
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地震の影響で一部区間で運転できない状態が続いていた九州新幹線は、復旧作業や試験運転を終え、13日ぶりに博多と鹿児島中央の間の全線で運転を再開しました。
九州新幹線は、今月14日の地震で回送列車が脱線したほか、防音壁や高架橋などの設備およそ150か所で損傷が見つかり、博多から鹿児島中央までの全線で運転ができなくなりました。その後、復旧工事を進め、今月20日に熊本県の新水俣と鹿児島中央の間で、23日には博多と熊本の間で運転を再開していました。
27日は、残る熊本と新水俣の区間で試験運転を行い、安全が確認できたとして、午後2時半すぎに博多駅を出発した列車から13日ぶりに博多と鹿児島中央の間の全線で運転を再開しました。
27日は運転本数を減らしていますが、28日からは山陽新幹線との乗り入れも再開して通常の9割程度の本数を確保するとしています。
九州新幹線は、年間でおよそ1300万人が利用する九州の交通網の大動脈で、全線での運転再開により、被災地の復興の後押しや、地震で落ち込んだ観光客の回復につながると期待されています。
27日は、残る熊本と新水俣の区間で試験運転を行い、安全が確認できたとして、午後2時半すぎに博多駅を出発した列車から13日ぶりに博多と鹿児島中央の間の全線で運転を再開しました。
27日は運転本数を減らしていますが、28日からは山陽新幹線との乗り入れも再開して通常の9割程度の本数を確保するとしています。
九州新幹線は、年間でおよそ1300万人が利用する九州の交通網の大動脈で、全線での運転再開により、被災地の復興の後押しや、地震で落ち込んだ観光客の回復につながると期待されています。
博多駅を出発した鹿児島中央駅行きの最初の列車は午後3時40分すぎに予定どおり熊本駅に到着しました。車両のドアが開くと、30分以上前から待っていた人たちが次々と乗り込み、鹿児島方面に向かいました。
熊本市内で被災したという高校生は「地震で家がめちゃくちゃになりました。学校も休みなので、連休が終わるまでの間、鹿児島の父親の実家で過ごす予定です」と話していました。また、姉の付き添いで毎月1回、熊本市内の病院に通っているという鹿児島県出水市の女性は「地震のあとは在来線で片道3時間かけて熊本まで来ていました。新幹線が通るようになったので、これからはまた早く行き来ができてうれしい」と話していました。
熊本市内で被災したという高校生は「地震で家がめちゃくちゃになりました。学校も休みなので、連休が終わるまでの間、鹿児島の父親の実家で過ごす予定です」と話していました。また、姉の付き添いで毎月1回、熊本市内の病院に通っているという鹿児島県出水市の女性は「地震のあとは在来線で片道3時間かけて熊本まで来ていました。新幹線が通るようになったので、これからはまた早く行き来ができてうれしい」と話していました。