舛添知事 毎週末公用車で別荘へ「全く問題ない」
東京都の舛添知事がこの1年間、ほぼ毎週末、都庁で仕事が終わったあとなどに神奈川県湯河原町にある別荘に行くため公用車を使っていたことが分かりました。舛添知事は「いちばんよい環境で仕事ができる事務所として使っている。次の週の準備など公務をしているので、全く問題ない」としています。
東京都や公用車の使用記録によりますと、舛添知事は、去年4月から今月上旬までの1年余りの間に、ほぼ毎週末、神奈川県湯河原町にある別荘に行くため公用車を使っていたことが分かりました。公用車が使われた回数は48回に上るということです。
別荘は妻が社長を務める研究所が所有していて、舛添知事は都庁や出先で仕事が終わったあと、そのまま公用車で向かっていたということです。
これについて、舛添知事は27日午前、報道各社の取材に応じ、「いちばんよい環境で仕事ができる事務所として使っている。オリンピック関係の仕事も多いなか、資料の読み込みや次の週の準備など公務を行っている」と説明しました。そのうえで、「健康を保って都民のために働く体制を整えるのは知事の重要な役割で、何の問題もない」と述べ、公用車の私的な使用には当たらないと強調しました。
また、ほぼ毎週末、東京を離れることが緊急時の危機管理に影響しないのかを問われ、「どこに行ったとしても緊急連絡態勢が敷いてあり、万全の危機管理ができるので問題はない」と述べました。
別荘は妻が社長を務める研究所が所有していて、舛添知事は都庁や出先で仕事が終わったあと、そのまま公用車で向かっていたということです。
これについて、舛添知事は27日午前、報道各社の取材に応じ、「いちばんよい環境で仕事ができる事務所として使っている。オリンピック関係の仕事も多いなか、資料の読み込みや次の週の準備など公務を行っている」と説明しました。そのうえで、「健康を保って都民のために働く体制を整えるのは知事の重要な役割で、何の問題もない」と述べ、公用車の私的な使用には当たらないと強調しました。
また、ほぼ毎週末、東京を離れることが緊急時の危機管理に影響しないのかを問われ、「どこに行ったとしても緊急連絡態勢が敷いてあり、万全の危機管理ができるので問題はない」と述べました。
「都民の理解得られるとは思わない」
地方自治に詳しい中央大学の佐々木信夫教授は「別荘で公務をしているといっても、プライベートな場所でもあり、公用車で行くことに都民の理解が得られるとは思わない。公私の区別がついていないし、公用車に税金が使われているという意識も弱いように思う。しかも、東京から一定の距離がある場所にほぼ毎週末行くというのは、1300万の都民の危機管理を預かる都知事の認識としては少し甘いとも感じる」と指摘しています。