大前研一氏が語った、21世紀に成功する経営者の共通点まとめ
IoTやクラウドビジネスが進化するなかで、経営者や企業はどのように成長すべきか。また、技術・資金・人材など多くの要素があるなかで、最も優先させるべきものとは何か。BBT大学で語った大前研一氏のスピーチから、21世紀を勝ち抜くために必要なスキルを読み解きます。
- スピーカー
- 株式会社ビジネス・ブレークスルー 代表取締役社長 ビジネス・ブレークスルー大学 学長 大前研一 氏
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ウォルト・ディズニーの想像力に学ぶ
クリエイティブの世界だけでなく、ビジネスの世界において「イマジネーション」や「構想力」が必要だと言われるようになった昨今、まだまだピンときていない人もいるのではないでしょうか。ビジネスにおける「想像力」について、大前氏がポイントを解説しました。
まず、21世紀にどうやって勝ち抜くのかと言われたら、見えないものを見る力、これって人によってある人とない人がいるんですよね。いくら言ってもわかんないという人もいるんですけど。これは訓練で、とにかくそういうものが見えるようにしていく。一番良いのは友達を持つことです。友達とそういうことを議論している間に、お互いに「ああ、そうだよな」と言って腑に落ちるところがあると思います。 例えばウォルト・ディズニーは、フロリダのワニがいっぱいいるような湿地帯で、通年型のリゾートを作ったわけですよね。あそこはワニしかいなかったわけですから。今ではオーランドということで、ディズニーワールド。オーランドの飛行場、アメリカ第3位ということで、すごい発展してますけども、100万都市になりました。 要するに、ああいうものを見たときに、未来の公園というのがここにこんな形でできるんだって見える人と、「ワニしか見えねえじゃんか」という人の違い、これはイマジネーションとか構想力といいますけれども、21世紀に非常に重要なスキルの1つです。引用元 21世紀は「人・物・金」から「人・人・人」へ–大前研一氏が「もはやお金は経営に必須ではない」とビジネスの変化を語る
イーロン・マスク、ジャック・ドーシーらの姿勢に学ぶ
スタートアップの大型資金調達など、比較的お金を集めやすくなったなかで、企業がさらなる成長を遂げるためには何が必要か。大前氏は、スティーブ・ジョブズやジャック・ドーシー、イーロン・マスクら起業家から学ぶべき資質を語りました。
21世紀は「人・人・人」なんです。要は、金は今コモディティになってまして、世界中1パーセント以下でもって調達できます。ですから、もはや金は経営に必須のものではなくなっている。いい人がいて、いい事業計画があったら金は集まると。 そういうふうに考えてみると、人・金・物というよりも、そういうものを使い切る人。これなんです。右側に書いたおっさんたちというのは、スティーブ・ジョブズに代表されるようにけっこう性格がきつい人です。土曜日、週末を一緒に過ごそうと思わない人(笑)。ね!? 週末ぐらいはもうちょっとリラックスしたいよねというときは、こういう人はやらないです。イーロン・マスクなんてあまりに性格悪くて、パートナーになった人はみんな「もう勘弁してくれ」って言うんだけど、「事業だけはあいつとやるか」と。こんな感じですよね。ジャック・ドーシーとかね。もちろん、ジェフ・ベゾスもそうです。変わった人。 だから21世紀の人というのは、日本国が20世紀に作った優秀な人を大量にというんじゃなくて、1人でいいからすげえやつがほしいと。とがった人間1人。これが勝負なんですよ。引用元 21世紀は「人・物・金」から「人・人・人」へ–大前研一氏が「もはやお金は経営に必須ではない」とビジネスの変化を語る
南場智子の不恰好さに学ぶ
「成功していく人と、そうでない人の」違いは何か? 数多くの経営者・起業家のアドバイザーを務める大前氏は、マッキンゼー出身で現在DeNAの会長を務める南場智子氏の話を例に、成功する経営者の共通点を語りました。
「起業家を育てるときに、意識していること」「成功していく人と、そうでない人の違い」。これは私も社外取締役をやっていた、ナイキのフィル・ナイトが言っていることですけども、起業家として成功するのは簡単だと。成功するまでやることだと。そしたら成功すんだと。つまり、ネバーギブアップという、こういうことですよね。 特にうまくいく人って、失敗を2、3回してます。つまり最初からピューってうまくいっちゃうというのは、あんまりないと思いますね。ですから、マッキンゼーにいた南場智子なんかも『不恰好経営』に書いてますけど、やっぱり不格好ですよ。私の後輩なんで、傍で見ていてハラハラしてますけども。野球の経営まで始めて、「こいつ大丈夫か?」と思いますけども。なんかあったら、私もアドバイスはするようにしてます。 やっぱり最初からうまくいく人って少ないんですけど、2、3回失敗するというのは、けっこう重要なところですね。ですから今、非常に調子のいいようなスピードで伸びてるようなところも、人生をずっと辿ってみると、失敗やみんなに見放されたという経験を何回もしていると思います。だから積極的にそういうことをして、それを糧に成長するということです。引用元 成功する経営者は「みんなから見放される経験を何回もしてる人」 大前研一氏が語った共通点 成功する近道は、過去の成功者から学ぶこと。大前氏のスピーチに登場した経営者はもちろんのこと、身近で参考にできる成功事例を探してみるのもいいかもしれません。