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 昨年3月14日に長野―金沢間が開業した北陸新幹線は13日午前、上越妙高(新潟県)―糸魚川(同)間の利用者数が1千万人を超えた。JR西日本金沢支社によると、在来線特急の頃と比べた利用者数は約3倍で、開業前の想定(約2・2倍)を大きく上回った。

 午前6時16分東京発の「かがやき501号」が長野駅を出発したところで車内で1千万人達成の放送があり、乗客全員にクリアファイルやボールペンなどの記念品が配られたという。

 金沢駅で行われたセレモニーには、乗客7人が代表して参加。辻昭夫駅長らとともにくす玉を割った。東京都江戸川区から家族3人で旅行に訪れた会社員の永岡雅一さん(42)は「子供が新幹線が好きなのでよかった。海や温泉を楽しみたい」と話した。(塩谷耕吾)